2019/11/02 (土)
* 母親の里は実家の町はずれの山裾に在って 昔から農業(米作り)主体の地域である 小さい集落でほとんどの世帯は高齢者、さいきんは近くの道の駅に出荷する野菜などを栽培する兼業農家ばかり
今日はちょっとした用があり、おばあちゃんちに顔を出した 祖母はもう20年前に100歳でこの世を去っているが、叔父夫婦とイトコ夫婦は健在で いまどきこのあたりでは珍しい農業1本で生計を立てている
そのイトコが家にいて、「えらい事になってんね」と言う 目とハナの先にある染色工場(数十年前、どこか他所から来て始めた)が倒産して ずっと空家だったのが、 さいきん怪しげな大型トラックが出入りするようになり、 どうも産廃の処分をやっているようだ、と
そう、田舎の大型農道を走っていると人里離れた淋しい辺りにモノモノシイ鉄の門があり「関係者以外立ち入り禁止」の立て札が いかにもそれらしい・・・・ちゅうか、 いちおう入口には「最終処分場」と書いてますがね 何を最終処分しているかは外の誰もわからない
イトコが山の上から見ると、何かの物体を叩き壊して 白い煙が上がるのを見る どうも冷蔵庫のフロンガスやないかと思う、 と言う 工場の室内ではなく、外で作業をしているのが不気味だと 480号線の鍋谷峠から和泉市に抜けるトンネルがつい最近完成した 開通の日は町長や議会議員が祝賀会を盛大に催しテープを切った 「こんなもん作ったら 大都会のイランもん皆こっちへほかしに来よるぞ」 冷ややかに見ていた少数の人々の懸念が早くも現実となってきた 原子力と言い、フロンガスと言い、なんでこんな始末の悪いモノを許可するんだろう ちゃんと最終的に無害になるまで処理できる日になってはじめて許可せないかん
便利で快適な生活を謳歌する現代、人々はそれに満足せずに より快適な生活の向上を追求するばかり、
どうも・・・・ 人類は人類の発明したモノによって滅びるんちゃうか。。。。と思えてきた
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