2016/02/26 (金)
* 恐るべし老人パワー! ちゅうか、紀州老爺の心意気の結晶と言うべきか!! いえね、先日 貴志川町のよってってに行った時のことですけどね 醤油のコーナーの近くに雑然と並んでいるこの「手づくり塩」に目がいきましてね、 袋の裏をひっくりかえすと効能書きに、 海水100%広川町特産の塩、それも大釜で長時間 薪で煮つめて作る、ちゅうやないですか
うわっ、これぞ「手づくり」! 当地の高齢者たちが朝早くから作業に勤しんで、生きがいになっております ぜひご賞味ください とな 稲むらとはその昔、有田郡広川村という在所が大地震に続く大津波に見舞われたとき 村の庄屋浜口梧陵が自分の田んぼの稲むらに火をつけて村の衆を救ったという逸話がありますがそこからとったものと思われます
始めは「塩は海水からとれる」ということを知らないさいきんの子供たちに「ほんまに海水からとれるんやで」と見せるためにやりだしたそうで、言いだしっぺが中山さんと言うお爺さんで次々に高齢の協力者が参入したと これは同じ紀州人として応援しなければなりません
手塩にかけた「塩」 アンデスの塩、とか モンゴルの塩、とか 沖縄の塩とか他にも有名なのがあるけれど紀州の海でとれた塩は知る人ぞ知る無名の塩 ちょこっと指にとってなめてみるとやさしい味がしました
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(1) 左 紀州は御坊市塩屋の浜でとれる『塩屋の天塩』 NPO法人「菜の花会」が やはり平釜で海水を煮詰めてつくっています(この塩は我が町のよってってにも最近まで置いていた)
右 和歌山県有田郡広川町産『稲むらの塩』
(2) 『稲村の塩』の袋の裏に貼り付けられている能書き
(3)
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