奇才か鬼才か 井上ひさしの未完の傑作『一分の一』
2012/01/06 (金)

hare.gif * いやー 日本の文学界(大衆文学?)はかえすがえすも惜しい人をなくしました  
かの山形県が生んだ文壇の鬼才・井上ひさしの蜜柑の花咲く丘、ちゃう未完の大作『一分の一』を町の図書館で借りてきましたのよ  
上下巻のごっつい本で、そうそう二冊積んでちょうど昼寝の枕になりそうな^^;
  
まだ読み始めたとこですけどね、  
のっけから井上ひさしおにいさまの本領発揮ちゅうか奇想天外、波乱万丈の物語の予感      

そもそも「一分の一」とは何ぞや?  地図なんでございますよ  
地図と言えば「一万分の一」とか「100万分の一」とかありますでしょ  
「一分の一」とは?  そう「原寸大」ちゅうことですわな(@@  
戦争に負けて米英中ソの四大国に分割された敗戦国ニッポンを統一する運動を密かに企む関西出身のやくざと、それに力を貸す山形の地理学者、高校野球監督、歌手、犬までが志士となって働くというお話    

ありえなーい!  
ちょいまち、これが井上ひさしワールド      
なにが「おもしれえ」て、ふってるルビが東北弁^^
このルビというのが味わい深くて臨場感あるんです   
  
まぁいっぺん、興味とおヒマのあるかたは本屋で立読みしてみてね  
ぜったい持って帰って続き読みたくなるよ  
けどね、  
一冊¥1.900もすっからね、なるべく図書館で借りてくるほうをおススメ^^   

うーむ、これが未完のまま終わっちゃうのはかえすがえすも残念なり    
続きは現代の奇才・三谷幸喜にでもお願いしますか

 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]