スモモ今昔物語
2007/06/14 (木)

ame.gif 近畿地方入梅宣言  一日、降ったりやんだり  
* 五條、鎌田種苗で胡瓜接ぎ苗『夏囃子』1本¥180を3本、相棒の分もGET  
小雨の中、畝の準備をする  

+ 朝、昨日のスモモ5箱を隣町のJA選果場に運ぶ  
あれれ、もう9時前というのに 選別済みの空きコンテナが2軒分、20箱余りしか置いてない  
ここを仕切る顔馴染みの兄ちゃんが手招きして「なんぼな、5杯てかよ  もっと頑張って作ってくれよ」と笑った
  
この『大石早生』は、一定の温度下では追熟が進む性質あり  
ゆえにこの時期、雨中の収穫となる  
このあたりのスモモ農家ももれなく高齢化と後継者難で年々栽培を断念する農家が急速に増えてきた  

うちの実家も一昨年までは大忙しだった  
夜明けとともに起き出して、20本ほどの『大石早生』を摘んで廻る(雨中もしばしばで下着まで濡れたもんだ)    

スモモの収穫は当日の朝(涼しい時間帯)10時まで、と決められているが
それでは時間が足りないうちの実家は午後3時頃から翌朝の分を採集、  
午前と午後の分を合わせてトータルで60〜70杯あった

ネコの手も借りたい忙しさだった
集荷を満載の軽トラが選果場に入る順番待ちで、入り口にズラリと並んだ光景は壮観だった  
入り口には水色の空きコンテナが山のように積まれた  
スモモ農家は仕分けの動員で、多忙な時期に人手をとられてブーブー文句を言うたもんだ  
それが先ごろ、「パートのおばちゃんの仕事がなくなるので 動員は無し」となって、
今では、パートの人たちの選別の仕事さえ危うい

政府とJAが推奨して「蜜柑畑」から転換、予想通りにいかなかった「キウイ」の運命を「スモモ」も辿りそうな気がする
    

i0 i1 (1) 去年よりかなり遅れて ようよう実がついた西瓜
(2) スモモ畑から手を引き、熱中している『巨峰』、1本で200個袋を掛けるのも90歳のお爺さんの生き甲斐
(3)
 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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