空腹な日
2006/08/20 (日)

ちょっと前の話でちょっと気が引けるのだけれど8月15日の職場でのこと。
「一年で一番ひまな日」とのことで、係長は蛍光灯の掃除、総務の女性は応接室やドアの掃除をしていた。係長が午後になってから「お〜い、みんな正午に黙祷したか?」と。ぐぁ、すっかり忘れていたし、職場で黙祷しているところってあるのかなぁと思っていると、「お〜い、クニさんは玉音放送聴いたのか?」とクニじぃとも呼ばれている年配の方に訊く。「俺、昭和20年の1月生まれだから…」と答えると「でも、聞いたんでしょ?」に皆爆笑。当のクニじぃの考えているような戸惑っているような表情にまた爆笑。「○○さんは?」とこれまた年配の人に訊くと「俺、14年生まれで、B29から逃げたことある」「すごい、そりゃ凄いよ」

私なんて平和な時代に生まれ育って、終戦記念日なのに仕事に夢中だったし正午前にお腹がすいててすっかり忘れていた。「生きていくことに精一杯でお腹がすいてすっかり(黙祷を)忘れてました」と小さな声でつぶやくと係長に笑われた。

あの日、もっともっと空腹を日本のほとんどの人が感じていたんだろうな、と思った日でした。


ところで、ここから農園日記なのだけれど、最近、週一農婦と成り下がった私。本日は朝5時30分より農婦しておりました。

キュウリ二株撤収、まだ地這いが一株ささやかに地面にへばりついている。ピーマン、緑色の株から真っ赤に熟れた赤ピーマンが出来て、朝食のサラダに。サツマイモのツル返しとツルを適当にカット。雑草を抜いたり、あぜ道の邪魔になるほど大きく茂っているヒマワリをカットしたり、ナスを剪定したり、籾殻堆肥製作中のコンポストの中ををかき回したりしているうちに朝食の仕度時間。さて帰ろうかとすると、あ゛〜〜、ブロッコリーの畝に掛けておいた寒冷紗に大きな穴を開いている!。カラスのしわざだと思うのだけれど穴に一番近いところのブロッコリーの可愛らしい芽を食べられてしまった。新品の寒冷紗もビリビリで被害甚大だ。大急ぎで適当に針金で穴を留めて応急処理。

今日もたいしたことが出来なかったなぁ。

なんとか夏ばてもせず、仕事は平日は毎日行っているし、内装をきれいにした家の中は掃除もサボらずしている。当たり前だとの声が聞こえてくる、心の中から。

仕事の方は相変わらずバタバタすることもあるけれど、大分慣れて少しは落ち着いてきた気がする。気がするだけかも…(^^)ゞ

 
コンポスタレディの菜園雑記
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