ベランダでプランター栽培の注意点
・排水穴が土や枯れ葉で目詰まりしないように排水穴にネットをする
・ベランダは風通りが悪く、熱がこもりやすいので、真夏の日よけ・灌水に注意する
・土に肥料が多すぎると虫が付くやすくなる。鶏糞、油粕等は水が茶色くなって底から流れるし、臭いのでオススメできない
土・・絶対量が少ない分、よい土を使う事が大事
畑の土、普通の土を入れたのでは固まってしまいます。専用の土(プタンターの土)や自分で配合した土を使う。
マメダ丸風プランター用土 写真
作り方:腐葉土にバーミキュライト、赤玉土を混ぜ、高度化成肥料を入れ、ビニールに入れて混ぜる。
★肥料を好む野菜には元肥として発酵油粕(固形臭わない)を少し埋め込んでおく。 |
お手軽袋栽培
野菜の土の袋をそのまま使っても良い(水はけのため穴は開ける)
袋のままでは見栄えが悪いので籐籠や煉瓦で囲んでも良い。
根物 葉物
経験上作物に応じた追肥は必要。
光・・一日少なくても6時間以上出来れば朝日が当たる、風通しの良いところが理想的
日陰でも出来る野菜は多い。西向きのベランダは夕日の日よけが必要。
★ベランダはクーラーからの廃熱やコンクリートの照り返しなどで相当高温になる。日よけの工夫が必要。
★冬の防寒対策として、発砲スチロールの箱に、針金(ハンガーでも可)でフレームを作り、
厚いビニールを 洗濯ばさみで止めると簡単温室栽培も。
適した野菜
春まき野菜 | 三つ葉、パセリ、ピーマン、シソ、ナス、ミニトマト、オクラ、キュウリ、枝豆、バジル、スナックエンドウ、インゲン |
秋まき野菜 | アサツキ、カブ、イチゴ、豆類 |
通年(6.7月は不適) | 菜物全般、ミニ人参、ラディッシュ |
★背の高いものはじゃまになるし、風が強いので倒れます。
(トマトは品種によっては案外大きくなってじゃまです)
★ミニトマト矮小性はオススメです。
★キュウリ、豆類(スナックエンドウ)は朝顔ネットでツル立てする。
★ミニ人参は良い土と発芽までの毎日の十分な灌水が必要です。初期成育が遅いのでやや根気が必要です
使い古しの用土の再生
野菜を育て終わった土は有機物が減って病原菌も増えています。土は毎回替えるのが手取り早いですが、再生したい人には以下の方法があります。
土の中から根や余分なモノを取り除きプタンター1個分(約10L)に付き落ち葉と枯れ葉を両手一杯分と石灰およそ20gを入れよく混ぜます。
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排水溝を塞いで水をいっぱい溜め、日当たりのよい場所に置き、透明なポリゴミ袋で覆います。
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時々混ぜて、熱が全体に行き渡るようにして、水を足しながら夏なら2週間、春秋なら約1ヶ月消毒します。
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排水溝を開け、水を抜き、用土をかき混ぜながら2,3回水を換え洗う。
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ゴミ袋の上に用土をあけて乾かすと、消毒完成!
日攻め
土の中から根や余分なモノを取り除き土を透明ゴミ袋の中に入れる。
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用土に水をかけながら良くかき混ぜ、全体が湿ったら袋の口をしっかり閉じる。
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直射日光の当たる場所に置き、初夏なら1ヶ月、真夏なら20日程度で消毒完了です。
マンションベランダ菜園の注意点〜Y氏の体験談〜
土・・土は安い物(298円)はおがくずと油粕と山砂を混ぜただけのもので、そのままでは野菜は育たないし、虫は湧くし、鉢からでてくる水はコーヒーみたいな色で、ベランダを汚します。そこそこの値の物か、場所があるのなら{堆肥+ピートモナス+石灰+化成肥料}を配合した物を保管して置いておくと良いと思います。
買ってくる土は肥料などの入っている調合済みの物が良いです。で、使った土は毎回マンションの植裁の中に広く撒いて処分しています。
旅行の場合の灌水・・プランタに付いてくる底の網にはプランタの排水穴用の栓が付いています。それを利用すれば良いのですが我が家の場合旅行に行くときに思い出しているので使えません。そこで排水穴の方を煉瓦で高くしてあふれるまで灌水しています。これで、真夏の4泊位は耐えてもらってます。
肥料・・油粕やそれを固めた奴は土の上に顔を出していると黴びたり虫が湧いたりします。鶏糞や牛糞なんかも同様です。従って液肥や、化成肥料がベターです。
ポイント・・その野菜にあった季節、ちゃんとした土、水やりです。 手っ取り早いのは近くのホームセンターに行って、その季節に売っている苗と土、プランターを買ってきて植え、毎日一回たっぷりと水をやれば結構育ちます。 注意点として土は1袋700円以上のものを選びましょう。 また慣れるまで、土は1年で交換しましょう。出来が全然違います。