あると便利な農薬一覧










お気楽野菜作りのもっとも大事なことに「農薬と上手く付き合う」があげられます。
正しい生活をしていても、人間病気になったら薬で治す様に、作物も適切な薬で病気や害虫から守ってあげたいものです。

ここでは比較的簡単に手に入る、実際に使ってみた「家庭菜園に常備したい農薬」のお話をしたいと思います。
 
 

殺虫剤

☆☆スプレー式の殺虫剤・・商品名パイベニカ。おなじみの薬でしょう。除虫菊から採取される天然の殺虫成分ピレトリンが主な成分。

スプレー式にはオルトラン(下記参照)もあります。
長所:
お手軽でシュッと1吹きで虫がボタボタと落ちていきます。ちょっとした虫を見かけた時はシュッと一吹き、お世話になっています。
短所:
虫は気絶(?)は簡単にしますが、また息を吹き返す事もあります。
堅そうな虫(カメムシ、テントウムシなど)、いもむし系には余り効きません。
注意:
顔から30cm以上は離して噴射。魚毒性が高いので金魚鉢の上では噴かない方が無難(ってそんな所で農薬は使わないね普通)

 

☆☆ディプテレックス・・特に粉剤がオススメ。乳剤もありますが、希釈がやや手間です。これにはお世話になってます。
 

長所:
キャベツ等は苗のうちにこれをかけておかないとボロボロにされています。見かけた時にシュッと噴いても良いです。お手軽で効きます。
堅い虫系(カメムシ、カイガラムシ)やいもむし系によく効きます。
短所:
出すときに固まってバフッと出てしまう事もあるので、霜降り状に散布出来るまでにややコツが必要です。
少々強い薬なので園芸店に行かねば置いていないかも知れません。
注意:
散布後は作物の種類により3日〜1ヶ月間は食用出来ません。固まって出てきた場合は手袋をして塊を取り除いてやらないと作物が
枯れてしまうこともあります

☆オルトラン・・オルトラン粒剤がお手軽で便利。土に撒いて置くと根から吸収して葉に浸透し寄生した虫を殺してくれます。
 

長所:
土の表面にばらまくだけで良いので吸い込む心配もなく、お手軽。予防的にも使えます。特にいもむし系によく効きます。スプレータイプもお手軽。
短所:
まだ虫が付いていないうちからの薬剤なので、薬が効いているのか居ないのか、
イマイチ分かりにくい。即効性は無い。
注意:
散布後植物によっては1週間程度食用出来ない。計りにくいため、つい撒きすぎてしまうことも(私だけ?)

 

殺菌剤

△ベンレート・・代表的殺菌剤。0,5g×10袋入っているタイプのものがお手軽。1リットル勺型噴霧器で1リットルの水と混ぜます。
 

長所:
安いし、幅広い病原菌によく効きます。予防効果&殺菌効果があり、発病後でも殺菌出来るし、土壌の消毒にも良い。
短所:
勺型噴霧器に入れて使うので噴霧器を使った後の洗浄、管理にやや気を遣う。(排水溝に水を流さない等)。また、薬剤耐性が出やすい。ミミズに必殺の薬です。土壌残留度も高く、長期間抜けない様です。
畑を肥やす微生物まで殺すのは果たして良い事か。。。。考えて使う薬です。
注意:
一度に沢山の水の中に入れたらダマになります。少量の水で良く練ってから水を入れる。散布後植物によっては2週間程度食用出来ない。

☆スプレー・タイプの殺菌剤・・これも、おなじみ。「オルトランC」
オルトランは殺虫剤だけどオルトランCにはサプロール(殺菌剤)も入っているので
「これは病気かな?」と思った時に取りあえずシュ。効く事もあります(^_^)。

長所:
とにかくお手軽。発病前でも予防的にシュ。発病後にも救済出来ます。
短所:
何でもかんでも殺菌消毒と言うのは有用微生物まで殺してしまいそうなのでこれもよく考えて使いたい薬です。
注意:
顔から30cm以上は離して噴射。つい沢山噴射しがちなので用量を確認する。

☆使ったことはありませんが、最近注目☆
BT剤・・商品名トアロー水和剤CT。昆虫病害菌の産出する毒素を製剤化したもので、安全性の高い薬剤

長所:環境負荷が少ない・値段も比較的お手頃
短所:作用まで少し時間がかかりますが害虫以外の他の昆虫には害はありません

 
 

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