2009/03/10 (火)
長男の中学卒業式。
今日は天気もよく、滞りなく式が修了。
ママ友が、 「○○君(←うちの子)、卒業文集やばいよ。 自分は目立ちたくない、輝きたくないって書いてるよ。大丈夫???」 って言ってきた。
家に帰ってから卒業文集を読んでみると、確かに書いてある。 他の子は、スキー合宿、部活、合唱済、体育祭など、 中学生活の思い出を書いていたりするのに、 確かにうちの子は、ちょっと変わった内容だった。
どうやら学校の先生が、 「中学生活で輝いていた事を思い出して作文を書いてみよう」 と言ったらしい。 長男、自分は人より中学生活で輝いた事がないと思ったので、そのまま作文に、 (要約すると↓)
「輝いた事がないので書けない。 輝いたとしても、その輝きが続くわけもなく、その次は落ちるばかりなので、 だったら輝きもせず、落ちもせず、目立たない平凡な日々を送りたい。 輝く事が出来ないからそう思うのかもしれない。」
と、書いた。
それだけだと駄目だと思ったのか、
「中学生活の輝く事については書く事がないので、高校に行ってからの理想を書きます。 高校では、テニスをやりたい。 上手くはないが勝ちたい。友達を沢山作りたい。 高校に期待している。」
と、付け加えている。
見事に性格が、苦悩が表れている文章だと思った。 中学では本人、かなり挫折を味わっていたと思う。 1年生のときに周りの期待が大きすぎた事もあり、 中3になったときに、本人かなりきつくなるだろうなぁと思っていたが、 やっぱり、そういう思いを溜め込んでいたのかも。 溜め込まずに吐き出せる子もいるんだけど、 性格的にそれが出来なかったんだろうなぁ。 それがこの作文ににじみ出ていると思う。 その分、これから高校では、はじめに期待されず、目立たず、自分の好きな事を楽しみながらやりたいと言う思いが強いのだろう。
いい文章だねー。と、一言褒めてみました。 周りから見るとヤバイ文章かもだけどね。
|