2008/11/25 (火)
職場で、看取り研修なるものを受けた。
特養老人ホームは、歯に衣着せず言うなら 家では暮らせず、施設で残りの人生を暮らすと(本人もしくは家族が)選択した方が入所しているところなので、必然的に看取るのは職員という確率が高くなる。 配られたプリントに、 「介護をし、自分では食べようとしない食事を口に運んだり、余計に人生最後の日々に苦痛を与えているのではないかと自問している介護者もいると思う」 って書いてあった。 まさにそのとおり、そう思ってしまいます。 その結論として、 「入所時に本人が望まれた事、そして、少しでも長く生きてほしいと家族が望まれた事」 のように書いてあったが、 「家族の希望と、本人の希望が一致しているとも限らない。本人の考えがかわることもあり、それを確認するのも難しい。」 とも書いてある。 実習ビデオでは 「病院で管につながれて死ぬのが幸せなのだろうか。家族に見守られながら、自宅で亡くなると言う事も、本人の希望があればいいのではないか」 との話があった。 ドラマの「風のガーデン」の一部を流していた。 (録画してあるので、これからじっくり見ようと思っているのに・・・ちょっとつぶやき・・・)
確かにそうだが、今の私たちの状況でこの話ってどういう意味なんだろう。 病院より施設で最後がいいって事? 自宅じゃなくて施設で最後と言う選択もいいって事? 施設だと、暖かく見守られて最後を迎えさせてあげられるって家族が思ってる? なんか違う気もするけど・・・
結局この研修、何が言いたいのか良くわからなかった。 たぶん、 「私たちは家族ではないが、最後を迎える入所者の方々に、少しでも安心して頂けるように、心を持って接しましょう」 って事らしいんだけど、 そんな事は研修で言われるような事ではなくて、 その人の人間性で決まってくるものなので、 この研修を受けても、変わらない人は変わらないし、 もともとそう思っている人は、すでに心を持って接しているんじゃなかろうか。
なーんて偉そうに語っているけど、 実はもっと深い意味がある研修だったのだろうか?
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