2006/02/01 (水)
自己紹介にも書きましたが、買ってきた苗の寄せ植えから宿根草、球根、ゆり、クレマチス、クリスマスローズ を経て、バラにたどり着きました。
最初にお花を育て始めたときは、バラはを育てることはないだろうなと思っていました。 大きくなるし、棘は痛いし、肥料食いというし、虫がたくさん付くというし、とにかーく難しそう! というのが印象。 HTのバラのイメージしかなく、ボタンの花の小さいのはバラに見えなかった。
それが、変われば変わるもの・・・、 バラを愛してらっしゃる方々のホームページを訪れるたび、無性にバラが育ててみたくなってきました。 1年を通してバラのことを想っているお話を聞くと、1年で終わるお花ではなく、 年毎に成長するバラのお世話がしたくなったのです。 春、夏、秋といろいろな表情を見せるバラに会いたくなったのです。 ミルラ、ダマスク、ティーの香りに酔ってみたくなったのです。
もうそうなったら、バラのとりこ。バラのしもべとなってお世話するしかないようです。(笑)
でも、最初はカタログを見ても高くて手が出ませんでした。 そんなとき、安いものに飛びついて痛い目を見るものですが、私もそうでした。
名称あり3株1980円のものは、1つは咲かずに枯れて行きました。1つは、”ミスターリンカーン”と書いてあって 真っ赤なバラを期待したのですが、淡い紫のバラが咲きました。名称はわかりません。枯れた子の名前"ワルツタイム”が そうかもしれません。ワルツタイムって紫ですよね。もうひとつは、名花の”クイーンエリザベス”です。この子だけは まともで、濃いピンクのすばらしいお花を見せてくれました。
それだけで止めておけばいいものを、先ほどのバラがついた翌月に今度は、 名称未設定強香バラ3本980円と、名称未設定花壇向きバラ2本680円を買ってしまいました。 名前がなくても、探せばわかるでしょ!という安易な考えで・・・。 その来たバラたちは、黒い縦長のポットに入っていました。 土を落とし、根を見ると、根がすごく小さい、これで大丈夫なのだろうか? でも、よく言われる、ガンシュはないみたいだし大丈夫かなと植え始めました。 根をよくみると、やけに黒い、ちょっと切ってみても生きてないみたい、白いカビみたいなものがついているのもある。 そんな部分を切り落としたら、ますます根は小さくなってしまいました。 そして、バラは大きくなるからと8号〜9号の鉢に植え、水をたっぷりやりました。 4月、1つのバラが枯れ、掘りあげてみると根は真っ黒になっていました。 残りのバラはというと、1本はとうとうお花を咲かせず、秋になくなりました。 もう1本は黄色い小さな花を咲かせたのですが、晩秋になくなりました。 残り2本は、比較的お花も咲いて今も元気に冬眠していますが、株は小さいです。 そのときは良くわからず、大きくならないのは肥料が足りないせいと思い、肥料や水をたっぷりあげたのがいけなかった のでしょうね。苦い経験をしてしまいました。経験者だったら、根がしっかり張るまでは、鉢、水、肥料は控えめに ということがわかったのでしょうが、初心者の私は、うわべの知識だけで大失敗してしまいました。 その後、残った2本のバラをバラ図鑑をみたり、ホームページで検索したりで探してみたのですが、 とうとうわからず、バラによって育て方が違うとということも後から知り、困ったことになってしまいました。 後日そのバラを載せますので、お心当たりの方はお教えいただけるとありがたいです。
その安いバラを注文した傍ら、やっぱりイングリッシュローズよねということで、もう大株の発送が終わっている時期に 第2弾ということで、2月着のバラを買いました。(売れ残っていたもの、取り消しになったものなのでしょうか) こちらは、根が大きく、ゴボウ根というのでしょうか、これは、9号10号でぴったりでした。 4本ほどあった枝が一部枯れて2本になっていますが、この2鉢は元気です。 ただ、これもあとでわかったことなんですが、イングリッシュローズは四季咲きと言っても、春以外はそんなに咲かない そうです。これも知らずに、秋の花を待っていたのですが、2輪ほどしか咲かず、悲しい思いをしました。
5月になり「国際バラとガーデニングショウ」が開かれると聞き、会社を休んで見に行きました。 すばらしいバラたちでいっぱい、でも、本で見てたイメージとちょっと違っていました。 もっとびっしりお花が咲くのかと思っていたものがチラホラだったり、もっと大きなお花が咲くのかと思っていたものが 小さいお花だったりとか、やっぱり本当のバラをみるのはいいことですね。 でも、見ると欲しくなる〜。で買っちゃいました。そこのコンテストにも出ていたマチルダと名花の誉れ高いアイスバーグの 新苗を、そしてこれもコンテストにでていた紅白のリトルアーチスト。 苗を良く見て選べたので、納得したものがGETできました。 この、マチルダとアイスバーグは新苗にもかかわらず、意外に早くたくさんの花を見せてくれました。
5月6月とチラホラ咲くバラを見て、わー、やっぱりバラっていいなー、もっと欲しいな、・・・・ と思いましたが、もうバラの苗は売っていない。でも、Nバラ園では、新苗をいつでも購入できるとのこと それに値段も結構安い。そのときは、本やホームページで見るイングリッシュローズにあこがれていたので イングリッシュローズお任せ5株7000円というのを頼んでしまいました。イングリッシュローズなら どれも素敵だし、どれが来てもいいわと。ところが、7月に送られてきた苗は、それはそれは小さい挿し木 苗でした。これが本当に大きくなるのかな〜、ホームページでも添付の資料にもそう書いてあるけど、・・・ 半信半疑ながら、8号鉢と9号鉢にその5株を植えました。そのバラ園では、10号鉢でと書いてあったのですが。 5つの苗のうち、1株は12cmのポット苗でしたが、残りの4つは9cmのポット苗。でも、小さいながら 蕾までついていて、ちょっとは期待してしまいました。 で、その結果ですが、12cmポットから9号鉢へ植え替えたボウベルズは、元気にいくつかの花を見せ、 この冬に植え替えたときもびっしり根が張っていました。今年も期待できそうです。 残りですが、4株とも購入時のままの根張りか一回り大きくなっているだけでした。土も湿っていて、 たぶん、水分が多すぎて根腐れを起こしてしまっていたようです。小さい株なのに、大量の水と肥料で すっかり疲れてしまったんでしょうね。この4株は、1回りから2回り小さい鉢に赤玉主体の土を入れ 一番日当たりのよい場所で療養中です(笑) 本や人の話、ホームページをすべて信用するのではなく、よくバラを見て、バラに聞いてお世話しないと ダメだということを痛感しました。
という去年の反省を踏まえて、今年度用のバラ選びは、信頼のおけるお店から(問い合わせ、苦情に応えてくれる) よく知られている(育て方がわかる)バラを購入すると言うことに重点を置きました。 T種苗店より、ジャクリーヌ・デュプレとアンジェラを。ジャクリーヌは半日陰でも可ということで、アンジェラは つるバラだけれども、こんもりお花いっぱいに育てられるから。 そして、去年購入したRショップから、ヘリテージとウィリアムシェークスピア200を。 ヘリテージは名花だし、ウィリアムは今まで持っていない赤、クリムゾンだから。 もっと、欲しかったけど、またバラ展に行くと欲しくなるからそのときにまた新苗を。
今年はバラ2年生なので(2年生に進級させてもらえるかな)、去年以上のお花を咲かせたいなと思っています。 それには、日々お勉強とバラの観察ですね。バラの声に耳をすまそうと思っています。
(2月10日記)
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