私と母の最期の時間
2012/04/17 (火)

hare.gif  朝方、弟からの電話で入院中の母の血圧が 下がってたと聞き

病院へ駆けつける。

いろいろなチューブで繋がれた母を見たとき 思わず涙がこぼれ止まらない。

10時に弟夫婦と交代し 夕方また病室へ行くと午後になり痛みが消えて楽になったという。

『痛くない?』と聞けば 痛くないといい 個室に入りベッドも柔らかくて ぐっすり眠れるという。

私もこれから先、長く看病生活が続くと覚悟し 病室へ付き添いベッドを用意してもらう。

消灯時間になると家に帰りなさいと言う。

でも、今晩は止まることにして 少し横になる。

午後11時の看護師さんの見回りのときに 少し脈拍が下がってきたし 気になる呼吸をしている・・・と

言われ、弟と主人に病院へ駆けつけるように 連絡をし

母の手を握り続け 髪を撫でる。

母から生まれてきた私が 母の最期を看取る。

母の兄弟、父の姉妹、孫・・・13人に見守れ本当に静かに 息を引き取りました。

あっけなく最後の時間は 終わりました。




 
由季の菊日記
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