命をいただく
2006/03/06 (月)

鶏を飼っている。
7年前に烏骨鶏のメス2羽オス1羽をもらってからのおつきあい。
小ぶりだけど新鮮で味の濃い卵は「たまごかけご飯」に最適だ。

卵つつかれたり、逃げ出したり、ヒヨコおぼれたり、
死にかけたヒヨコを助けたり、看護の甲斐なく手のひらで冷たくなったり。
卵のためってより、我が家の田舎暮らしにドラマを運んでくれてたなぁ。

毎日生まないので貴重だけど春には抱かせてヒヨコも孵した。
欲張って10個以上抱かせたこともあったな。(傍においてやると上手に嘴でおなかの下にいれるんだよ)
メスかオスか、最初は博打だったけど、
ずんぐり丸いのがメスだと聞いてからは、メスの確率が高くなった。
それでもね、不要なオスの行く末は…。

昨日、朝から鶏を潰す。
去年の春生まれの若鶏と、我が家の鶏のルーツの爺鶏、婆鶏。
春に家を出る長男の送別の焼き鳥だ。
覚えておいてね、自分で育てた鳥の味。
毎日いただいていた卵だって、大切な命だったこと。
一緒に焼いたネギだって畑の命だから、野菜も忘れず食べる努力をすること。
食べ物に手を合わせるということ。


古い鶏はやっぱり歯が立たない程であった。
ミンチの機械をもらったので、
2度挽きして、今日は鶏団子鍋。
美味しかったです。ご馳走様。



 
百姓一記
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