一月の最後の日
2006/01/31 (火)

久しぶりの雨の予報。
よって、またバタバタと働く。行き当たりばったり百姓なのがバレバレだ。

タマネギの追肥は3月になってからで良かったみたい。
でもなんとなく軽く追肥してみるか、雨降るし。
猫の掘り掘り避けのネットをはずしてじっくり見ると、まあ感心。
極寒に耐え、健気に残っている。欠損はほとんどなし。
ペコロス狙いかと勘違いされるような苗の細さに、一人で頭をかく。ぽりぽり。
昨日焼いた籾殻クン炭も根元に。
白茶けた畑に6筋の黒いストライプが目立つ。
いかにも仕事したって感じ。えへえへ。

ネギに土寄せ。
ワケギが伸び始めるのは、もう少しだな。
ほうれん草も、レタスも、茎ちしゃも、ルッコラも、
このままで耐えてくれれば、3月には充分な収穫にありつけるだろう。
レタスはどうかな。ほぼ枯れ草だけど。

おとうがシイタケのコマを打つ。
コナラ15本に400コマ。
モリの種コマ専用のドリルの部品も買ったらしい。
メーカーごとに変えるなよなぁーコマの大きさなんて。

割り始めた薪を雨にあてないように急遽積む。
この薪を積む作業の時に必ず思い出す言葉、「適材適所」
どんなに斜めに割れてようが、余分な枝が出てようが、
何処かしらでぴったり収まるところが見つかるもんだ。
ここは、君にしか勤まらないよ。
ああ、こういう形の君がいてくれてよかった。

どんな子にだって、輝く場所がある。
障害に見えるものさえ、見方を変えて、周りの状況にあわせてみれば
それがかけがえのない長所にさえなるじゃないか。
積んでいく過程でも、規格品をただ並べていくだけより
ずっと遣り甲斐もあり、ぴったりはまった時ったら実に満足な気分。

苦しいことも、悲しいことも、
決して無駄なことなんてひとつもない。
今日はそう思わせてくれる大切な日でもある。

 
百姓一記
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