BACK TO THE FUTURE
2005/12/16 (金)

実家に帰らせていただいた。笑
実家は埼玉の中都市だけど、村に比べると都会都会。

バタバタと出かけていったので、畑のものも何も持たずに行った。
なので、スーパーで土の付いてない野菜(便利だなあ、笑)を買ったり、
村の特産のしらたきを選んだり、
水を汲んだり(ボトルのふたまで殺菌してくれるって知ってた?)
一年分の信号に引っかかったり、
何台も救急車を見たり、
傍を歩いているおばあさんがコツコツと靴音をたてるのにビックリしたり(ありえねえよ、婆さんはズックかへっプサンダルだ)
思いっきりシチーライフを満喫した。

本屋を梯子しようと車を乗り出す。
新しくできた道の探検も含めて。
なんとまあ、進化するもんなんだな、街って。

うちが家を建てて移り住んだ35年前、
クラスの中に引越し組が5人いた。
残りの大多数は先祖代々住んでいて、親同士がちゃんづけで呼び合っていた。
新興住宅地が生まれたての頃だったんだ。
その後新しい住民は増殖を続け、先住民の土地は次々に古い色を捨てていった。
茶畑が家や道路に、
庭先がコンビニに、
野っぱらに高層マンションが林立し、
平成ぽんぽこの映像のように丘が切り崩されて、ピカピカの新しい街が誕生した。
農道も4車線の立派な道路に生まれ変わる。
まるで未来へ来たようだなーと感じている自分を自分が笑う。
自転車で転げるように遊びまくっていた時はすでに過ぎているんだよ。
知ってる顔を捜しているけど、時間を上乗せできているかい?笑

渋滞を避けて横道に入ると、(勝手しったる町だもの。)
うって変わって昔のままの昭和の風景に出会う。
車を運転している自分がこの匂いを感じている不思議。
過去から未来から、時間空間を遊泳したような2泊3日の実家暮らしであった。






 
百姓一記
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