2005/07/09 (土)
気になっていたゴマ間引き。 隣の葉っぱが威張って負けそうなやつがナナメに傾ぎながらでかくなろうとしている。 こんなに大きくなるまで放って置いたことないのだ。 湿っているだろうな、と試しに一本引き抜いてみたら意外にすんなり抜けるんだ。 隣の根っこの邪魔もしない。これなら決行しても結構。(寒っ
葉っぱが育って土を蔽っているので、心持ち横からスカート覗き視線で間引く技。 既に20センチに成長しているゴマだが、君たちみんなを養う力が母にはない。許せ。 兄弟のために身をささげてちょぅー。
さて、どの程度に間引くか。 育苗して定植する時は、20〜30センチの畝に20センチぐらい開けていっちくたっちくに植える。 これが、根きり虫の暴挙に会うと悲惨なスキッ歯になるんだ。 だから、もう少し密植にしてみるか。 ソバは、間をヘビがすり抜ける程度に間引く、のだけど、 どんなヘビだよー、ヤマカガシか?キングコブラか?といつも文句垂れるほど、あやふや。笑 今日のところは、隣の苗との間が5センチぐらいにしておいた。 誰が通るくらいかのぅ、中くらいのネズミかな。いや、来て欲しくないけど。
さらに、間引いた苗を歯抜けたところへそのまま移植。 あれほど厚く蒔いたつもりだけど、抜けてしまうところもあるんだよね。 あ、蒔き方のズボラさ露呈?わはははは。 移植するものは、気持ち抜く速度を遅くして根に土を残す。素晴らしい技だ。ぱちぱち。 間引いちゃうのは、手首のスナップを効かせて、土が付いてこないように素早くヌクベシっ。(団平おっちゃん風
移植するのは、もちろん、いっちくたっちくさ。 某所で方言か?なんて邪険にされているようだけど、 これほど的確に、これを言い表す言葉が他にあるだろうか。 ワシは地元の人間じゃないけど、初めて聞いた時、体にすぅっと言葉がしみこむのが分った。 たとえマイナーな方言でも、ワシは子々孫々までこれを伝えていきたいぞ。 例えば息子が代々木公園でローラースケートの練習にコーンを立てるなんてことが将来あったとする。 息子はこう言うのだ。「いっちくたっちくに置くんでいい?」 周りの都会育ちの友達は学ぶだろう。 ああ、なんて文化的な響きのある日本語なんだ…。 そしていつか、いっちくたっちくは標準語と化していくのだ。
今日もまた、途中で雨が落ちてきた。 しょーーもないことは、忘れられないうちに文字に落ち着く。
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