キュウリと歩んだ日々
2005/07/06 (水)

夏の定番キュウリ。
自分で作るようになるまでは、一年中食べてたなぁ。
んで、キュウリの味って、わかってなかったと思う。
どこかの居酒屋のママの手製のヌカヅケがすんごく美味しくっても、
それはヌカヅケの味だし。
ポテトサラダには欠かせない名脇役だけど、それは歯ごたえと彩りの面での存在価値のような…。

結婚したら、夫に田舎が付いていて(つまり田舎、ここだけどね、出身の人と結婚したわけだ)
実家に行くたびに、畑のお土産を沢山いただくようになった。
キュウリもナスもトマトも、毎日毎日バケツにどっさり採れて、
うひょーと嬉しびっくりしながらも、「こんなにどうやって食べるんだ?」と心の中で心配してあげていた若妻(←ワシじゃ)。
なかでも、キュウリはじいちゃんの自慢だった。
すんなり伸びたピカピカのキュウリを愛しげに鋏で切って、そぉっとバケツの山に重ねていた仕草を思い出しちゃったなぁ。
それでも、キュウリの味を堪能するほど、若妻の舌は野菜に対して繊細でなかったと思う。

キュウリって美味いなーと思ったのは、都会の一坪菜園で自分で作ったキュウリを味わってからだ。
そして、若妻が古くなってくると同時進行で、野菜舌が肥えてきたのだ、きっと。
毎年必ず作るけど、採りたてキュウリなのに美味くない、
なんだか水っぽくて、よそよそしくて(味の表現なのか?これは)、納得いなかい数々のキュウリを経て、
今っっ。
今年のキュウリは、うまいっす。

野口種苗の「奥武蔵地這胡瓜」
これぞ家庭菜園の胡瓜の醍醐味を堪能できる逸品。
今度スーパーのキュウリ食ったら、皮を出しちゃうかもワシの口。

この地這いキュウリを、無理やりナナメのネットに這い上がらせて、
ネットの下にキュウリがぶら下がって採りやすいようにしてあるのだな。
ううむ。半分は成功。大変採りやすい。
半分は、脇芽のことを考えてなかったので、横に伸びたのが、もしゃもしゃして失敗かな。
別に正統派地這い栽培にしてある方が、半分白いのが地這いっぽくていいかも。笑


雨の合間に草刈り。
ああ、ついに「刈り」になってしまった。
草の勢いについていけず、刈ってその場を凌ぐ。
これが敗色濃いことは、百も承知。はぁ。

人参、赤毛瓜、播種。
もう少しと言うところでまた雨になる。
もう何日目だろう。
嬉しいはずの天の恵みをちょっと恨めしく思う。

i0 (1) 今日のキュウリ8本
あ。
料理の途中なのがバレバレじゃん。笑
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百姓一記
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