侮ってはいかん
2005/06/29 (水)

程よいお湿り。
普段なら、踏み込みたくないくらいの土の具合なのだが、
どうも大豆の抜けたところが気になるので、補植ならぬ補蒔き。
掌で2杯をビニール袋に入れ、半ズボンのまま軽い気持ちで出動。
土は湿っているので、豆をぐぐっと指で押し込んでやる。
爪にぎっちり土が詰まってしまうけど、仕方ない。

今日は爪の汚れを恥ずかしく思う場面はないと予想され、
もし、万が一お茶に誘われたら、爪が見える日本茶の湯のみじゃなくて
コーヒーカップで指曲げて、隠し通すのじゃ。
ま、心配ないか。
なんせ、村には喫茶店は一軒もないっ。
ファミレスと言ったら、隣町にも、反対の村にもない。
あほなことを考えながら作業していたら、中腰の姿勢がやベーことを忘れていた。

結局、全部蒔いたのだ、掌2杯分。
発芽した芽がぶっ切れているのは、おそらく鳩の仕業だ。
まだ柔らかい子葉を食ったのだな。くそ。
本葉が開いたからと安心したのが間違いだった。
鳩の貪欲な胃袋を侮ってはいけない。
明日から、また見張りをせねば。

それにしても、あっという間に暑くなった。
軽い気持で素足に長靴はきつかった。
ふくらはぎまで汗だらけや。
夏の目の前の雨上がり、こいつも侮ってはいけないんじゃ。

 
百姓一記
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