サボる
2005/06/21 (火)

朝ご飯の味噌汁用に、大根を抜いてきて
肌も荒れてるし、なんか割れちゃってるし、どうかなーと思いながら切ったら
シャクッと音がして、パリッと割れたんだすよ。
完熟のスイカ音。
とっても百姓な一日の始まり。

だったけど、その後はとんでもなかった。

どうしても畑に出る気がしない。
昨日の夕立で、相当湿っているのもわかったし、
陽射しはぐんぐん強くなる。
やらねばならぬ片づけと、タイプ打ちのバイトも溜まっている。
ああもういいや。
思い切ってもんぺを脱いで短パンに履き替えたら気持ちが軽くなった。
ついでに、掃除もバイトもサボって、午前中ゴロンと横になって本を読んじまった。
誰かが突然訪ねてきたら、腰が痛い振りをせねばなと、頭の隅が考えている。

考えてみたら、最近やけに親として説教臭いことばかり言ってるよな。
「やるべきことをちゃんとやってから」だの
「毎日の積み重ね」だの
「自分を甘やかすな」だの…。
そっくり自分に跳ね返ってきて、耳が痛いけど、
1時まで読みかけの本を読んじゃって、昼飯食って、また少し昼寝したらすっきりした。
食品庫片付ける元気と、
明日からまた草取る力と、
息子達だって、緩急つけた生活が自分で組み立てられればいいのだと思える余裕までできた、
有意義な怠慢であった。


 
百姓一記
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