留年
2005/06/13 (月)

畑で茫然としているワシを見て、
隣のキミちゃんが言った。
「アニから、手をつけたらいいか、わからねぇんだんべぇ」
まさに、まさしくそれ。それだよぉぉ。
キミちゃんは、そこらじゅう鎌を振り上げて草刈をしているらしい。
(ヘビを追っ払っているだけのようにも見える。)
しばし、立ち話。
話の中にヒントがあるもんだ。
よし、決めた。今日はラッキョウを掘るっ。

山菜エリアの横に整然と植えられたラッキョは、去年賃畑から引越しさせたもの。
もともとは、ばぁちゃんが畑の隅に植えておいたのが、放置されて小粒どころか、串のようになっていたもの。
去年は育ちが悪かったので、掘らずにおいた。
漬けてあるストックはまだあるし。(早く喰えょ)

上から見ても、根元がぐいっと広げられていて、出来のよさがわかる。
スコップで土を緩めておいてから掘り上げ、株をばらしながら土を落す。
この時に昇級試験をしてやるのだ。
ぷっくり太って、頃合いの大きさのものは合格(収穫)。
まだまだ小さい太りきれていないのは、そのまままた土に埋けてしまう。
はい残念。もう一年やり直してちょうだいね。

あまり小さいのは、剥くのが面倒と言う理由もある。
でへへへ。

タイトル見て、驚いた身内の読者の方々、
すまんすまん。高校生、ちゃんと学校行ってますんで、ご安心を。

i0 i1 i2 (1) はい見事合格の面々。
午後雨が降ったら、剥こうと思っていたのに、
予報が外れた。

夜なべかよ。
(2) 残念の留年組。

君達の前途に、輝かしい栄光のあらんことを、
って、畑でラッキョウを振りあげている人はアホです。
(3) 食べ頃、ユスラウメ。
でもサクランボ食べ過ぎて、食指が動かぬ。
 
百姓一記
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