無題
2005/06/02 (木)

どうしても気になる落花生の苗たち。
朝一番。植えてやりたいなぁと腰を引きずりながら畑を見に行き愕然とする。
久しぶりの雨は、草たちにとっても恵みの雨だったってことよ。嗚呼。
予定していた一番上の畑は元田んぼで水持ちが良い。
足元が沈むように感じるほどなので、草取りも無理だろう。
落花生たちにとっても、向いてない気がして一度は諦める、落胆の背中。(絵になる?

ふと隣畑へ目を向ける。
おお、ここならなんとかいけそうだ。
腰痛が落ち着いたら中耕かねて草を抜こう。
よしよし。(喜ぶ肩のライン
その瞬間、腰の周りに不安な痛みがぶり返した。
ぬ、この腰で植えられるのだろうか。
頭が腰に相談しているのがわかる。どうだね、君ぃ。もちそうかね。
かがまなくても三角鍬で穴掘って、ストンストンと落として足で土寄せしてみるか。
半分でも植えられれば、今日雨降っていい塩梅に着いてくれるだろう。

決意も新たに仕度して玄関を開けたら…雨が落ち始めていた。
なんのこれしき。
畝を引く水糸棒を取り出し、鍬を持ち上げたら、天がささやいた。
ここで無理して寝たきりになったらどうする。
落花生の収穫も出来ず、ベッドでお見舞いのピーナッツを食う日々に耐えられるのか。
みんなの声がリフレインする。
無理するなー大事にしろー我慢だー体冷やすなー)))))

そうね。
この苗がダメになったら、直播で蒔けばいいや。
開き直った百姓、腰は重いが気分は軽い。




 
百姓一記
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