雨乞いダンス
2005/05/22 (日)

サクランボとイチゴを摘むのが日課なんて、嬉しいじゃねえですか。
明るい気持ちで寝室の窓から、朝一番の仕事場を見ていたら、
なんと隣のキミちゃんが、食い入るようにサクランボの木を覗き上げている。
(キミちゃん105度くらい腰が曲がってるのね。だからこう、下からこういうふうに、ね)

昨日おすそ分けした時に「うめえなあ」と顔をほころばせてたっけ。もっと欲しかったのか?
ならば、今日もまた摘んであげよう。
昨日より収量は増えているはず。
ボール片手に、さっくらんぼ摘みますぅ〜♪←唄う農婦

う。
なんと、上の枝に鳥の羽がどっちゃりーー。
なにこれ。
おとうが推理するところに寄れば、
ネットの危険をものともせず、果敢に上のほうの枝の実をついばんだヒヨがいた。
あんまりうめーのでつい、深追いして足がネットに絡まってしまった。
ジタバタしているうちに、ぬわんと!、猫が飛びついて鳥を捕ったのであろう。
うがーー、その通りでっけぇ穴が開いております、ネットに。

キミちゃんは自分ちの猫が鳥を捕まえてきて、自慢げに見せに来て、
またサクランボの木に吸い寄せられていくので、なんでここで鳥が捕れるんだろうなあ、と見に来ていたのだった。

朝から壮絶なドラマを想像させられた、爽やかな一日の始まり…。うう苦しい。
畑に出るが、どこもかしこも乾いていて悲惨な状況。
おとうが水遣り宣言。
そうだね、もう我慢の限界かも。
西のほうは降っているらしいから、呼び水になればいいや。

これで降らなきゃ、雨乞い踊りでもするかと思っていたのだが、
夕方、ぽつぽつ雨が落ちてきた。
お見せできなくて残念じゃ、ワシの華麗なすてっぷを。

i0 (1) 降り始めた雨の中のトンボの産卵
何度もあちこち尻尾振り振り、
水面を踊るように産卵するんだ。

これってオニヤンマ?と聞いたら
シオカラのメス、と答えが返ってきた。

調べてから ふうんと頷く よこしまな母

午後10時、トンボのダンスが効いたのか。まとまった雨の音
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百姓一記
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