元気がでる色
2005/05/21 (土)

性格は控えめである。
好みは地味である。
「女は赤」という考え方が嫌いである。
自分には赤は似合わないと思っている。

小学生の頃、赤いランドセルが嫌だった。
高学年になったら、適当なカバンで通っていた。(掟破りの無法者だったのかなあ)
バスの定期には女の赤い線がつくんだけど、
運転手のおっちゃんに「人の借りてきちゃダメだろ」とマジで男女判定を間違われたこともある。
そのくらい、似合わないのさ。

スイングトップ風の赤いジャンパーを着てホームセンターに行くと、
必ず「**どこかしら」と、お客さんに声をかけられる。
「あっちのほうだと思いますけどぉ」なんて、答えちゃったりして。笑

成人式に真っ赤なるーじゅを買ってもらったけど、
くちびるが一人歩きしそうで気持ち悪かった。


これらの理由で、
うちの庭には、赤い花はないのだ。
だから、畑で赤いものができると、目を見張るのだ。
イチゴやラディッシュはお姫様のように思える。(いつのまにか嫌いではなくなっているのね)
今年、そんな地味ぃな畑に、彩りがデビュー。
サクランボが、ルビーの輝きを放っているのだ。
一昨年ぐらいから少しずつ生り始めて、去年は晩霜に全滅させられたので、
こんなに鈴なりは初めて。すげー。
食べるより、見とれてしまった。
赤って、元気が出る色なんだな、と今更思う。

息子達よ、母がボケても毎年このサクランボの赤は忘れず見せておくれよ。
一年分の元気が出そうじゃないか。
あ、喜ぶからといって、赤いちゃんちゃんこと布袋さんの帽子はパスだからね。


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百姓一記
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