2005/02/25 (金)
念願かなって、野口種苗さんに行ってきた。
自家採種、伝統野菜、純系固定種、薬品処理していない種、粋な種袋…。 私の畑心をくすぐる、魅力いっぱいの気になる存在だったのだ。 秋に古い種や、ピンクや真っ青の種を思い切って処分したので、 心機一転、素性の明らかな種を買い放題。 行く前から、鼻息も荒かったかも。うひひ。
午前10時に着いたので、店主独占。 ひとつひとつ丁寧に説明してもらって13袋を手に入れた。 もうこれだけで、気持ちは豊作。
・奥武蔵地這胡瓜…節成でなくても地這で側枝を伸ばして収量を稼ぐ作戦。 美味しいキュウリのお薦めを選んでもらった。 ・黒田五寸人参…定番 ・インゲンは つるありいちず と つるなし八重みどり ・大浦太牛蒡…畑も浅いので、太く短くとても美味しいらしいこいつを。 自家採種で未来に残せる貴重な種です。ぜひタネを採ってください。と袋に書いてある。はい、頑張ります。 ・はぐら白瓜…やわらかい浅漬け用 ・みやま四季蒔き小かぶ…野口種苗の育種。ご近所で採れた種って、愛着がわくなぁ。 周年作れるらしい。2800粒で、何個のカブが形になるか。笑 ・八丈オクラ…是非とも欲しかった丸さやオクラ 島オクラとどっちか迷っていたら、関東で採れた八丈を薦められた。収穫には脚立を用意すべし。笑 ・菜っ葉は、トウ立ちしない四月しろ菜 と 新黒水菜小松菜 ・日野菜かぶ…半分は秋にとって置けるのも確認済み。 ・赤ちりめんしそ…こぼれダネを待っていては梅干に間に合わない。 今年は早めに蒔こうね。 ・ズッキーニ…これはアメリカ産だった。 種が採れるほどのズッキーニって、見てみたいなあ。
独りで店番もHPも袋詰めも発送もこなしている野口氏。 奥の間の電脳部屋も覗かせてもらった。私も使っていたMac6100が健在でびっくり。 棚の書類に埋もれて、年代物の育苗機(発芽試験機だったかな)。木枠で渋い。 合間にかかってきた電話にも丁寧に応対。 固定種にこだわるのも、野菜の持つ本来の力を人間の都合で捻じ曲げて利益を貪る大手種屋への抵抗らしい。 あちこちに野口氏の誠実が見えて、本当に楽しい時間だった。 お忙しいのに、一時間も(@_@;) 素人の相手をありがとうございました。 帰り際に本日二人目の来客。 この人と話していたら、お昼になるね。笑
おまけ。 ジャガイモの種芋を採る秘訣を聞いてみたら 無農薬では、ウィルスを運んでくるアブラムシを防ぎきれないので、ほぼ無理だって。 いいんです、そんなにこだわってる訳でもないし。 と、「アブラムシにはこれが効くね」とHB-101のサンプルをくれた。 ソラマメにアブラムシがつかなかったんだって。 これは朗報。 早速今年、インゲンでお試し。
デジカメを忘れていたのは失敗だった。 公表したかったぞ、とても親しみの持てる散らかり具合の店内。ふふふ。
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