人参
2005/02/23 (水)

長男は野菜があまり好きではない、らしい。
根菜どっちゃりのお汁も、野菜炒めもお浸しも出せば一応食べる。
好物の野菜料理もある。
でも、野菜だけの国には行きたくないんだと思う。
そんな彼が、
「俺、外で食うと人参嫌いじゃねえよ。」と宣う。
人参かよーと思って口に入れても人参の味がしないので抵抗なく食えると。
味のない人参に憧れるなんて…笑っちまうぜ。ふん。

下の息子は野菜も好き。(食べること全部好きなんだ)
野菜の甘さがわかる通なやつ。
こいつが先日のすいとんの材料の担当決めで、人参が取り合いになったけどオレは人参だけは遠慮したんだと。
「うちの人参が汁に入ったら、嫌がる人がいると思って」
ほぉ〜〜ん。そんなもん?
人参やピーマンが嫌いな子供が少なくなっているのは、あの独特の味が薄くなっちゃってるからだと?

自分で作れるようになる前は、
しっかりした味の野菜を手に入れることは「特別」だった。
こだわりの店に行ったり、頒布会の登録をしたり、グループで共同購入したり、
手間もお金もかかったっけ。
普通にどこででも誰でも、人参の味を後世に残せるような農政を考えてくれないかなあ。
この甘苦さは、豊かな未来に必要だぞ。たぶん。


今年の春一番は、大威勢。

i0 (1) グダグダ言わずにメシ作れ〜。

保存人参クンは
寒い冬でも、土の中でこれだけ葉っぱを伸ばしたんだ。
あ、それだけ根っこの養分使ったのかぁ。
ちっ。
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百姓一記
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