2005/02/01 (火)
寒波だそうで。 ここはどちらかと言えば太平洋側に属するらしく、カラカラ天気が続くけど、 寒っっ。 晴れているのに寒い。やはり冬はこうでなくては。
四国生まれなので、寒い冬は関東に引っ越してから知った。 生まれて初めて見る霜柱が珍しくて、楽しくて、 学校行く道じゅう、ザクザクザクを切らさず歩いた。 通学路、舗装してなかったんだな。 道のすぐ脇にも畑がたくさんあって、霜柱が威勢よく立ち上がっていたのだ。(畑荒らすなーー) 気がついたときには、耳たぶと足の指がすっげーーーーー霜焼けになっていた。 9歳の冬の名残が今でもわかる足の指。
部屋の中も寒くて布団に服をひっぱりっこんでモゴモゴ着替えたくせに、 通学班の集合時間の何十分も早く外に飛び出して行ったのは 馬とびにハマっていたからだ。 一緒に遊んだ子の顔も名前も忘れたけど、あの背中の衝撃は覚えている。 前の子の腿にすがって必死で耐えたあの重み。
この辺で育ったおとうも、昔の冬の話をする。 田んぼでスケートができたって。 氷から突き出た稲の株は、スケートの歯で、ジャッと削り取るんだって。 都会のスケートリンクしか知らない軟弱者には夢のような冬の遊び。
冬は思いっきりギュゥンと寒く、 子供は体を張って、心のそこから遊んでいたよな、あの頃。 少し昔に戻りたい気分になった冷たい冬の日。
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(1) それでもほらね、
春遠からじ。
(2)
(3)
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