2005/01/31 (月)

朝起きて、のろのろとベッドを抜け出す。
ずたーずたーと寝室から出て、2間の廊下を直角に2回曲がると正面に西向きの小さな窓がある。
この小さな四角い景色が、雨だ雪だ、風だ春だ昼だと、いろんなことを教えてくれて、
これが朝の目覚めに効くんだな。

今朝は、遠くの山の動かぬ景色に妙に心を揺さぶられてしまった。
10キロ離れたあの山にも息子の同級生が暮らしている。
きっと今頃、同じようにバタバタと朝の生活が動いているんだろう。
それがここまで離れると、山は泰然自若として人間の営みなぞ飲み込んでしまうのだ。


普段の暮らしの中の喜怒哀楽や、悩み事も
その時は真剣で人生のすべてをかけて怒ったり泣いたり食って掛かったりしているけど、
どっしりした人生と言う山にしてみれば、些細なことなのだろうな。
山崩れになっちゃーいかんが、少しぐらいの地すべりでオタオタしなくてもいいのだ、うん。

止まってしまった時間が、胸の痛みを伴わなくなってきたなと感じた今年の今日。
山に癒されている。

i0 i1 i2 (1) ♪この窓を開ぁ〜いて 
 自由になりたい〜

朝ごはん作らずに自由に寝ていたい〜〜

(2) バイパスから見た村のシンボル
(3) 平野のほうからも見えるらしいセメント山
この山の15キロ奥だよ、うちは。

おお〜い。
 
百姓一記
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