夢の老後
2005/01/19 (水)

「あっという間だったなあ」
夫が突然つぶやいた。

へっ?

何を言い出すのだ、こいつ。
だって、部屋真っ暗ですぜ。無理やり時計を引き寄せてみれば
3時50分です。真夜中じゃねーのっ。
次の「お前のおかげで今はこんなに幸せだ」とか
「畑やいろいろにお疲れ様。これからはゆっくり休んでくれ」とかって、せりふは待てど暮らせど聞こえてこない。

くそー。寝言やんけ。
いやしかし、これを日記のネタにしてやろうと暗闇でほくそえむワシ。
絶対忘れちゃいかんと脳みそに気合入れたぞ。
ふふ、覚えていられた、偉いぞ自分。

ところで10年ぐらいのうちには、子供たちは巣立っていく(予定)。
あっという間なのだろうな。
それから先のワシらの老後って、どうなっているだろう。
そうだなーー、買ったばかりの液晶テレビがそろそろ変え時かもな。
他の事は、まだ考えないでおこう。
明日の晩のおかずも決まってないんだからさ。へらへら。

i0 i1 i2 (1) お昼寝たろ

一緒に老後を迎えような。
「なっ、たろ」と声をかけたら
(2) びひゃっ っと
飛び起きた。
(3) でまた寝た。ぐーー。

その枝は、枕かいね。
 
百姓一記
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