蒟蒻工場
2004/12/21 (火)

冬至。
どこから柚子を調達しようかのぅと、虚ろに考えていたら、
「へぇ、くれてくんない?」(訳・灰を分けていただけないでしょうか)
とまんじゅう屋のおばちゃんがやってきた。
栃餅の灰汁合わせに、うちのストーブの灰が大人気なのである。
そりゃー汗と手の豆の結晶だかんね。
そんじょそこらの廃材灰とは、ちがうんじゃ。(鼻息っっ)
特にこの時期、なるべく桑の木を燃しておいてあげるんだ。
栃には、桑が良く合うらしい。

灰を車に積み込んだら
「柚子はあるんかい?」
やったーー。「これから、農協にでも買いに行こうかな…(嘘八百」
「柚子なんか、買うもんじゃない。来年もその先も、買うんじゃないよ。」
うへへ〜〜い。
ありがたいなぁと、相好を崩していたら
「今から、こんにゃく作るよ。来る?」
おお、お正月用こんにゃく。そろそろ作らなくちゃと思っていたんだ。

二つ返事で引き受け、
洗濯を干してから、まんじゅう屋の仕事場に行って、たまげた。
なんじゃぁぁぁ、この量…。
作業台の上が2キロずつに小分けされたこんにゃく芋の山。
あ、あのぅ、普通自分で作る時ってば芋1キロですぅ。
それでも、相当どっさりできますぜ。

慄く小童は無視され、作業はどんどん進んでいる。
こりゃ腹をくくらねば。
というわけで、16キロの芋で推定45キロのこんにゃくを3人で作りました。ぜぃぜぃぜぃ。

全部できてからお昼の弁当いただきました〜へろへろ。
賞味期限の切れたナボナもお土産にいただきました〜苦笑。

まんじゅう屋のキャリアおばちゃんのパワーに押し切られた冬至な一日。
柚子湯でゆっくり疲れを取るべっと。

i0 (1) ほっこり姫の最後の一人

また一年、健康で働けますように。
明日から日が長くなる嬉しいのぅ。
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百姓一記
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