大掃除の季節。
いろいろな便利グッズが出回っているよね。
水につけて固く絞るだけでベトベト汚れが魔法のように落ちるスポンジや
窓掃除用のスキージー、
サッシの溝にはいるうすっぺらブラシ。

今年は、AURO社のワックスのついたシートを見つけたので
フローリングワイパーと言うヤツを買ってしまった。
使い捨ての紙をセットする平たいモップ形式のあれ。
掃除機だけでは取り切れなかった細かい埃をふき取って同時にワックス〜。
すんばらしー。
2パック使い切るぐらいは、飽きずに続けたいものだ。

学校も最近はこの手のモップを置いてある。
う〜〜む、パンツ丸見えで雑巾がけしたあの頃はもう帰ってこないのね。
学期の終わりの大掃除には、ドロンとした臭いワックス塗ったよね。
乾いてから力いっぱい仕上げ磨きしたよなあ。

郷愁に浸っている場合ではない。
年の瀬なのだ。大掃除の話にもどるが、
うちの大掃除には、絶対なんとしても欠かせないものがある。
「ばあば」だ。
心底お掃除好きらしい。
一日中家事をしていられたらこれ以上の幸せはないのに、と思いながら
フルタイムで勤続39年してしまったので、
今、心置きなく趣味を実益に生かしてくれている。

ばあばの年末大掃除には、妥協がない。
洗面所に入り込んで、半日出てこないと思ったら
洗濯機の下に6年分の埃が詰まって、火事になりそうだったわよと言われた。
（この辺の飛躍は、まあ、まあ）
キッチンにこもれば、スパイスの蓋まで光っているし
ゴミ捨てに外に出りゃ、玄関前の芝を５分刈りに刈り込んでいる。

今年は私も時間に追われないので、
別々なところを少しずつ片付けていった。
師匠の真似して、引き出しの中まで整理して掃除機かけたりして。笑

ばあばの話をすると「いいなあ。うちもやって欲しい。貸して〜」とよく言われるけど、
ちと勿体無くなってきて「やだね」と心の中でつぶやく自分に気付いた。
大切に丁寧に使って、長持ちして欲しい。
80になっても90になっても、我が家の障子張替えに来て欲しいぞ。