豆日和
2004/11/17 (水)

hare.gif いーーー天気だぁ。

空気も乾いて、豆こなしには最適な日。
風もないので埃もなびかない。
背中がぽかぽか、温ぅ〜い。
久しぶりだなあ。一年ぶりの豆週間。
5本並べた四つ割の薪に、たたきつけて豆をはぜさせる。
細めの薪で、たたいて補助する。
はざ掛けしている状態で、もうはじけている鞘もあるくらい乾燥も完璧だ。

ころんころんと、丸丸とした鶴の子印豆太郎が飛び出てくる。
思わずニンマリしてしまうほど、上出来だ。
「くりんとした、いい豆」と言うのが、近くのばあちゃんの最上級の誉め方。
まさにこれ。ふふふふふ。

堆肥を入れたので、丈が伸びすぎて心配したけど、
見るからに美味しそうな豆が豊作で、本当に嬉しい。
たたきつけるには、少し長すぎるけど。(←贅沢やー)

土をこしらえて、種を蒔く。
幼いときは、必要に応じて世話をする。
病気になったり、虫がついたり、雨や風にも負けないように、見回りは欠かせない。
それでも、育つことは、本来豆太郎の持つ力に任せているだけだ。
どれだけ世話をしてあげるか、ではないんだ。
育てようと思って育つものではない。
育ちを、しっかり見守ること。
そのための土作りに精一杯の努力をしておくこと。

収穫の喜びは、子育てを終えた安堵感だ。
立派に育ってくれて、ありがとう。

 
百姓一記
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