魅惑のきんぴら
2004/10/04 (月)

雨だー。

昨日の夕食準備中。
「今日のご飯、なあに?」(子どもってこれを聞くのが自分の仕事だと思ってる)
じゃかじゃか鍋を振って炒めながら「きんぴらっ」即答。

「…だけ?」
「そっ。きんぴらだけ。」

食い下がってこない息子は健気にも自ら冷蔵庫を覗いて
おかずを物色している模様。
きんぴらだって、上手に作ったらメインディッシュになるんだぞーと強がってみたけど。

今日のきんぴらは特別だ。
なんといってもうちのゴンボなのだ。

正月や行事や葬式の料理には欠かせないきんぴら。
あちこちで、それぞれのきんぴらをいただく。
自分でも得意ではないけど、なんとなくそれなりの格好はつけられていた。
シンプルな料理だけに、決め手は素材だ。
お昼ごはんに主菜で食べてしみじみ実感。

開眼したぞ。美味しいきんぴらの為に、またゴボウ作るべし。

今日の夕食には、薄甘辛く煮てそれを天ぷらにした。
うまかった。
こんなにうまいと、折れてしまった下の部分が惜しまれるではないか。
果たしてどのくらいあったのだろう。
30センチか、いちメートルか…。
釣り吉息子の気持ちがわかる、逃がした魚は大きい。


 
百姓一記
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