完熟な幸せ
2004/06/02 (水)

hare.gif イチゴが旬である。
(いつからクリスマス前にもイチゴがスーパーにどっさり並ぶようになったんだろ。)
真っ赤なイチゴを摘みながら、ふと考えた。

完熟だな、こいつたち。
昨日じゃまだ赤みが足りない。明日になったら熟しすぎ。
ちょうど今日が採り頃。
自家用畑で作られる野菜の最大の長所だと思う。
ギリギリまで畑で生きていて
一番美味しい時に、美味しいままで食べられる。

先日、四国のネッ友から自家用木生り完熟のサンフルーツを送っていただいた。
皮はきれいじゃなくて見るからに自家用。味わいのある姿。
酸っぱいぞ、と脅かされていたので覚悟して食べたけど、
なんの。濃い味に圧倒された。
みかんを見ていれば分かるのだろう、よし、今日が完熟って。
平べったくてお尻がへこんでいるものは、皮をむくと中の房がプリッと膨らんでいて
輪切りにしたら花びらのように円周がうわんうわんとなっているんじゃないかな。
色も濃い、味も濃い。
その代わり、どんどん痛んだ。さすが完熟。

私の畑のものもそうだ。
よそんちと比べたら、形も味も、出来は一流とはいえないと思う。
でも自分の野菜の一番をわかってあげられる。
自分なりの完熟。これ以上の美味しさは、ない。

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レタスの跡地にオクラ定植。
いや、跡地の予定だったけど切った株から小さな葉っぱが芽吹いているのを見て、つい残してしまった。
まさか巻きはしないだろうけど、兎の餌にはなるかも。
レタスの間、いっちくたっちくにオクラ定植。
ついでに、かぼちゃにも敷き藁を追加。

エンツァイ、新しい種で蒔き直し。
ナタマメ定植。次郎君たちはついに発芽せず。
紅白太郎、がんばれ。

ブロッコリーの脇芽が育ってきて嬉しいけど、アブラムシがつき始めた。
うむむむむ。

郷土食「つとっこ」をいただく。
栃の葉っぱで小豆ご飯を包んだもの。
こいつに蕗味噌をつけて食べようと思ったら、カビが生えていた。
つい先日までは大丈夫だったのにな。
4月のはじめに作った蕗味噌。いつまでもつのか驚異に思っていたところ。
来年は2ヶ月以内に食べるようにしよう。


 
百姓一記
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