スコップ一本の幸せ
2004/03/05 (金)

hare.gif 豆、ソバ用畑に堆肥購入。
4畝に2トンを2台。1万円也。

今日は朝から山になった堆肥を畑に均等にばら撒いていく根性のいる仕事。
頼りになるのは金象印のスコップと一輪車と我が身だけだ。
ざくっとすくっては放り投げる。極限まで遠くに飛ばして、それでも届かない所へは一輪車で運んでいく。

昨日、運んでくれた近藤牧場のおじさんは
「カブトムシの幼虫はこうやって持ってやるんだ」と土をすくって見せてくれた。
身に付いた優しさに心和む。
今日は掘り出すたんびにダンボールに土ごと移住させる。4トンで20匹ぐらい取れただろうか。
ブリンと太った可愛い子達。
庭の隅でそのまま育てよう。去年はとうもろこしの茎に飛んできていたっけな。

思わぬものにも行き当たる堆肥の中。
カキンと硬い響きはなんとぶっとい骨だ。
牛かな〜と軽く想像していたら、まさに牛だと確信させてくれるあごの骨、歯が付いたまま。ひ〜
こりゃ、命をいただく、そのままじゃありゃあせんか。

黙々と堆肥をぶん投げ、えいやっと一輪車を押す。
スコップ一本で一日働ける。この健康に感謝しないではいられない。

隣のしょうちゃん(じいさん)が犬を連れて通りかかる。
私が畑で何かしていると、必ずしょうちゃんはこう言うんだ。
「精魂がいいねー」
百年一日こうだろうな。笑
なんだか闘志が燃える言葉かけ、ありがとね。

 
百姓一記
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