黒海土は村の農園である。
10メートル×10メートル　30坪で一区画
これを二つ借りている。（ひとつはばあば名義）

畑と言ったって、元は養蚕のための桑を植えてあったところで、手入れされていないほぼ荒地だった。
とにかく石が多い。掘っても掘っても石（掘るから石なのか）作引いても石、ジャガイモ一作掘るのにバケツに何度も石を捨てるんだぜー。
自慢の石畑だ。

それでも歩くたんびに石を集める、草抜きと石拾いはセット、収穫しながらも石を寄せる。
石が全部なくなったら（次から次へと出てくるんだけどさあ）土がなくなっちゃうと思って堆肥も大量投入している。
3年目になって、ようやくふかふかの土の部分が増えてきた実感があった。

そ・れ・な・の・に。

返せだとよ。
おいおいおい。
もうニンニクも芽を出してるんですけどぉぉ。
つい一昨日も死ぬ気で畑の手入れしたんですけどぉぉ。
聞けば夏の前には地主から申し出があったそうな。
その時点で一報するのが畑の道ってもんでしょう。
納得できませんな。ふん。

午前中　道具やさん
　　　　　これで一万円。