銀色の梅
2008/07/04 (金)

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四、五日ほど前から落ち始めた庭の梅。
今年はどうしよう。どうしようもないか…と諦めかけていた。

生梅を小さく切り分けて砂糖漬けにして食べるとか、ジャムにするとか。
いつもなら必ずするのに、今年はできそうにない。
生梅の砂糖漬け。胃が元気なら美味しく食べられるのにな…。

朝に夕に、気がついたときに落ち梅を拾い 
傷のないものを台所まで持っていく。
放っておくとすぐダメになる。
目には見えなかった落下による傷や打撲から腐っていく。

数日後、「ごめん、今年は元気がないの、勘弁ね」と 
草むらに放り投げるのを繰り返していた。
放り投げるのだか、そっと放る。いったん空気に置くように。

今日も朝に夕に、梅の木の下を通れば、目にとまる落ち梅。
大きくて杏色がかた黄色。これを拾わずにいられない。

あ、そうだと頭に電球が燈る。冷凍保存しよう!
少しづつ冷凍保存して、元気になったらジャムを煮よう。
今日は嬉々として拾う。草の陰もよく確かめて拾い忘れのないように。

梅を洗うため、ボールに入れる。
このとき、梅が光る。梅のうぶげが水をはねて、銀幕を見せる。
まるで宇宙から見た地球。皮膜で守られていたことを教えてくれる。

しばらくするとそれは消えた。水と親和して目に見えなくなった。
守るという役割を責務としていたわけではないのよ…と
どこかから笑い声がしたようなしないような。


気温:
最高30.6/最低20.6



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手のひら菜園 
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