| 2008/06/11 (水)
庭師さん一日目。松の木の剪定。大1本、小3本。見違える姿となる。 「えっ、そんなだったとの、君…」という感じ。これは松の、ビューティコロシアムだ〜。
どう美しいか、どう心魅かれるかというと、松葉のカタチがつくる繊細さと、 枝の力強さ・荒々しさが上手に引き出されているからだと思う。
繊細さと荒々しさ。それを違和感なくひとつのカタチに納めるのは難しいことだ。 すべての生物が、繊細さと力強さを併せ持っている(といえると思う)。 そのバランスがひどく乱れて見えると、美しさから遠のいたモノに見えてしまう(のじゃないかなあ)。
昼食時、庭師さんがテレビをつけてもいいですかと。 千葉にある植木の町、匝瑳を紹介する生放送があると。 ちょうど最近、見学にいった町なのだと。
マキの木が垣根になったり、独自の方法で巨大な盆栽づくりのように仕立てられて 庭木として大事にされているようすが紹介されていた。
うちのテレビでは、いまいち、美しさが伝わってこなかった。 たぶん、私がマキの木なるものを身近に知らないから、映像に想像が上乗せされないせいもあると思う。 それに、木はその場の空気感の中で育っているのもだから、対面してみないことには、 木の厚みや葉の色つやなどよくわからないのも当然。
庭師さんによれば、匝瑳には、このマキを求めて中国からの買い付人が沢山来ているそうだ。 一本一千万円クラスのものを購入するなんてこともあるのだと。 地元の業者はキャッシュで支払いが済んでから、根堀りをすると聞いたと。 中国の富裕層が持つ資金は半端じゃないんですねえと。
たぶん、富と権力を手にすると、不老不死の薬を求めたくなるように、 美も手中に収めたなるんだろうな。 だけれど風土にあってこそ生命力を輝かすのが樹木。うまく維持・管理できるんだろうか。
今日は剪定枝拾いなど、いつもにない仕事も増え疲れたのか。 久しぶりのレトルトカレーをああ、美味しいねえと食べているいうち、 バン!という音と衝撃で目が覚める。 額でカレー皿にダイビングしてた。おでこにカレールーとごはんつぶが。
最近、夕食しながら、寝てしまうことがある。 先日は気がついたら、味噌汁で指を洗っていた。 夢中で遊んで、さあごはんよ〜と食卓に呼ばれ、食べはじめたとたん、 うつらうつらする小さなこどもみたいだな、わたし。 毎日、遊んで暮らしているみたいだね、わたし。
気温: 最高27.2/最低16.1
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