山の上の園地
2006/08/04 (金)

hare.gif 夜、10時20分、虫の音を聞く。この夏、初めて。
コオロギかな?いや、コウロギならもっと
コロコロと音に高低差があるのだろうか。
それとも鳴き始めのコウロギはこんな鳴きかたなのか?
いやいや。鳴く虫はコウロギのみにあらず、か。
いずれにしても、虫の音で秋への細い糸に触れた感じ。

この暑さもお盆までの辛抱。
8日はもう立秋。あっという間に暑さも過ぎ去る。
日も確実に短くなっているのだ。
休み休み行けば、過酷な夏でもなんとかなる。
お盆を過ぎたら、あっという間に涼しくなる。
などなど、「暑い暑い」と思うたび、
それでも「もうすぐ過ぎ去る」ことだと思い返す。
嘆くことはない。そのうち次の風も吹き始める。

心の底のあたりと、頭のてっぺんのまたほんの少し上のあたりで
「あっという間なのだから、大丈夫、
なんとかなるから」とひたすら復唱して過ごした。

・・・・・・
それにしても今日は暑かった。33度を超えたらしい。
ご法事に参列。

山の上に造成された園地は管理が行き届いていて
草むすこともなく、周りに植栽された松もよく手入れされ、
同じ様式で低く並ぶ御影石が静かで、全てがら平和で
穏やかな感じだった。
山の小鳥が、聞いたことのない声で歌っていた。
あれはなんという名の鳥だろう。

こういう園地に来たのは初めてで、この平らかで安らかな
感じを好ましく思った。
だけれどこうして山を切り崩し霊園用に造成し続け、
同じ心地よさを皆で分けることは到底できる話ではない。
○○家のお墓を無限に保障する空間なんて不可能。
それも本当のことだろう。
美しい園地を守るために、墓守仕事をまるごとすべて
世俗化された職業人に託すということにも
よく考えると抵抗感が。そんなに手放してどうする…

自分なりに我が家のおはかもんだいに着地点を見出したいと思うのだが、
受け継ぐだけで今は精一杯、が今の着地点。
あとは野となれ山となれ…。
考え始めると夜も眠れなくなっちゃう。どんなに疲れていても気絶すらできない。
「地下鉄はどっから地下へ入れたのか」のさんきゅうさんみたいに???
いやほんとに本当に眠れなくなる。 

霊園からの帰り、気が緩んだのか少しバス酔い。陽射しの強さが想像以上にカラダにきた。
気が付いたら人を押しのけるようにしてふらふらと
マイクロバスを降りていた。

 
手のひら菜園 
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