湯の岳
2017/01/11 (水)

市内でも屈指の名峰・・・湯の岳という山・・・・実はこの山はこの写真では独立峰に見えるのですが奥に何qも続く尾根になっています・・


この山は江戸時代湯長谷藩(映画の超高速参勤交代のモデルになった)の領地で地域住民はその恩恵を受けていたのだが明治政府は官有地として住民の立ち入りを禁じた・・・

当時は山の木は燃料として大変貴重だった、炭に焼いたり、枯れ枝を薪として生活に欠かせないものだった、更に山には茅山という家の屋根を葺くためのススキを刈り取る場所も住民のために確保されていたのだがそれらを失うことは死活問題だった・・・・

村では何度か明治政府に掛け合うが相手にされなかったようで困り果てていた時にこの地より西に7〜8キロ行った遠野という地区で東京まで行き裁判を起こしその集落の裏山が払い下になった・・・・

それで村では同じように裁判を起こそうとして人選をして選ばれたの村の名主の補佐役だった私のおじいさんの、そのおじいさんの六平じっちゃんだった・・・・

この六平さん江戸時代には何度か参勤交代に同行して江戸に行っていた人で当時の江戸では米などの農産物等の流通は発達していたのだが生ものの野菜等がとても不足していたらしく江戸の下屋敷で野菜などを育てる役も命じられていたのだそうです・・・
しかし東京までは結構遠い・・・現在の整備された高速道路でも都心までは約200kmもある、それを草鞋を履いて何日も掛けて歩き東京で裁判をして見事勝ち取ってきたのが上の写真に写っている山の見える面になるのです・・・

そのご褒美に戴いたのが数日前からクレソンを植えだした丸山公園内の田圃なのです・・

i0 (1) 写真の右の方の雪がある所との境の下に一本の白い細い物があるのですがそれが観音様、そのすぐ下に山小屋が何軒か建っている場所の近くに田圃があります、この地区では最も標高の高い場所の田圃です・・

写真は下の県道から60〜70mあるハワイアンズの最も高いホテルから撮りました


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