2014/08/01 (金)
今日も腐葉土の日光熱消毒・・・・・
私の知っている限りこの方法で腐葉土を消毒をしている方にはお目にかかったことがない・・・・私独自の方法なのだ・・・・
腐葉土の中には沢山の生物が住んでいる・・・ある程度の大きさで目に見える生き物でもミミズ,ヒメミミズ,ヤスデ,ムカデ,マキガイ,ワラジムシ,ダンゴムシ,トビムシ,等々・・・腐葉土が乾いた状態の中にはアリ,ゴキブリ,ダニ,等・・・・・更に1か月ほど前までならコガネムシやカブトムシの幼虫なども・・・・
更に小さな生き物では線虫,クワムシ,ワムシ,アメーバ,せん毛虫,べん毛虫 等・・
しかし、腐葉土の中には更に微細な生き物が多数生息している・・・それが微生物と言われる細菌,酵母菌,糸状菌,放線菌等が1握りの腐葉土の中に数億も住んでいる・・・・それらのすべてが菊栽培に於いて有効に作用するとは限らない・・・コガネムシやカブトムシの幼虫やダニは論外だが有害微生物ネマトーダー(根腐れ線虫)や腐葉土の山の中に猫等の糞などにより大腸菌に汚染されていないとも限らない・・・・
それらに対して60度を超える環境に60分以上曝した腐葉土には高温に耐える有用な細菌,糸状菌,放線菌が多数生き残る・・・・・
栽培途中で立ち枯れや根腐れで枯れてしまう多くの菊は培養土の中に住み着いた有害微生物によるものや過度な施肥による根痛みによるものが圧倒的に多いと思われる・・・・
それらによって根が壊死すると地上部は萎れてしまい幾ら潅水量を多くしても回復は難しい・・・・その様な鉢を空けてみると用土は水をたっぷり含んでいる・・
そういう体験をした方々は水やりが多かったと自責の念に駆られる・・・それは何時も控えめの潅水を心掛けている方でも・・・
何かおかしい??(笑)・・・
何らかの原因で根が傷んで水を吸い上げなくなった・・・・だから萎れた・・・ 急に萎れたから水をやった・・・でも萎れが回復しないので日陰に持ち込み水をやる・・・・
これでは用土が水でぐちゃぐちゃになるのが当然なんですが・・・・・自分の水やりのせいだと思い込む・・・
菊の栽培中に2〜3日雨が降る事は良くあるし1時間ほどの雨が降る事は何度もあるはず、・・・・現に今、17時なのだが15分ほど前までは雷雨で大雨、今も遠くで雷鳴が・・・さて日本広しと言えども同じ鉢に30分も水を掛け続ける方はいないはず・・・・・でも雷雨で30分雨にあたった鉢の菊は枯れますか・・・・・きっと雷雨の前よりも生き生きしていると思うのですが・・・・・
水やりの調節も大事ですが・・・それより培養土・・・だと思いますよ・・・・
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(2) ベラボンとチャコールは菊栽培に於いては私が日本で一番多く使っていると思われる・・・・
この用土で土嚢袋に22袋あった・・・・
(3) 福助の様子
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