無題
2011/10/20 (木)

家庭菜園仲間や野菜をスパーなどで買い求める方たちが今最も気を使う問題・・・・それが放射能問題

国の基準では食品に含まれる放射能の基準が示されている1キログラムに500ベクレル(Bq/Kg)以上含まれている野菜等は出荷停止になっている・・・・・

家庭菜園で、一生懸命に作った野菜を家族に喜んで食べてもらいたい、「新鮮で美味しいね」と言って・・・・・

しかし、それは安心して食べられる安全なもの・・・と言う裏付けがあって初めて成り立つもの・・・・・

今年私が作った野菜は家族は「絶対食べたくない」と言う・・・・・悲しいことです・・・


国は、500Bq/Kgと言うのは通常の食事で1年間毎日摂取し続けても安全な量という・・・・

それならば、私が過去の日記に書いたように基準より100倍の50000Bq/Kg含まれるものを3日続けて食べてもその基準より少ないのだから、そう言い切る政府関係者や学者は実際に公開の場で食べて見せてくれれば良いと思うのだが・・・・

しかし、ネット上にはこのようなページが・・・・

ここ





今回の福島第一原子力発電所の事故による放射性物質がどのくらい撒き散らかされたかを、 原子力保安院のホームページで調べてみた



核種     半減期       1 号機       2 号機      3 号 機        合計
Cs-134    2.1 y     7.1×1014    1.6×1016    8.2×1014     1.8×1016
Cs-137   30.0 y     5.9×1014    1.4×1016    7.1×1014    1.5×1016

沢山の数字と、単位がベクレル表示です。これでは、全く海のものとも山のものともつきませんね。私たちが知っている重さに換算してみます。

 別サイトで教えてもらいました。

いずれのサイトもセシウム汚染がいかに微量であるかをうまく説明しておられます。

ベクレルを重さ(グラム)に変換する方法質量換算から

Cs-137 質量数 137 半減期 30年
崩壊定数(sec-1): 7.33e-10
崩壊定数(day-1): 6.33e-5
崩壊定数(year-1): 2.31e-2
1g 当たり放射能(Bq): 3.22e+12
1Bq 当たり質量(g): 3.11e-13

表から、放出量

Cs-137 1.5E16 Bq = 放出量 4658g

これだけのセシウムが、日本全国にばらまかれました。
密度 1.93g/cm3 ですから、容量で 2300cm3 おおよそペットボトル1本分なのだそうです(ブログ院長の独り言より抜粋)




福島産牛肉から放射性セシウム=規制値の5倍−東京都(2011/07/09-00:03)


 東京都は8日、福島県南相馬市産の牛肉から食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の約5倍に当たる2300ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。厚生労働省によると、食肉から規制値を超えるセシウムが検出されたのは初めて。福島県は同日、同市に対し出荷自粛を要請した。
 検出されたのは、南相馬市の緊急時避難準備区域内の農家から、都立芝浦と場に搬入された牛11頭のうちの1頭。残りの10頭は現在検査中。11頭分全ての食肉は都が保管しており、市場には流通していない。都は、同区域や計画的避難区域などから出荷される家畜の食肉検査に協力している。




ベクレルと質量の関係を表す式は
W=B⋅T12⋅MNAloge(2)
である(式の詳細については参考文献を参照されたい)。
ここで、
WBT12MNAloge(2):質量(g):ベクレル(s−1):半減期(s):質量数(g/mol)(放射性物質名の後ろに付いている数のこと):アボガドロ数(=6.022×1023mol):0.6931

この式を見ると、質量に最も大きな影響を与えるパラメータは半減期(秒)である。
二種類の放射性物質の質量数がほぼ同じであれば、ベクレル数が同じでも、その半減期が短いほど、含まれている放射性物質の重さは軽いことがわかる。これは、その放射性物質の原子の個数が少ないことと同じである。
また、これはベクレルの定義「1 s(秒)間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1 ベクレル」からもわかる。これは原子の個数が少なくてもその半減期が短ければ、その放射性物質のベクレルは大きくなると言い換えることもできる。

それでは、この式を用いてニュース記事に出ていた2300ベクレルを質量(グラム)に変換してみる。放射性セシウムはセシウム137(質量数:137、半減期:30.17年=30.17×365×24×60×60秒=951,441,120秒)とすると、
W=2300×951441120×1376.022×1023×0.6931=7.18231×10−10
となる。すなわち、1Kgの牛肉に含まれている放射性セシウムは7.18231×10−10グラム=0.0000000007182グラムである。この値は実質的にはほとんどゼロに等しいと感じる。しかし世間では、たったこれだけのセシウムで大騒ぎをしているし、かつ、いかに放射性物質は極微量でも恐ろしい物質なのかがわかると思う。

しかし、この値はあまりにも小さ過ぎてどうも実感がわかない。より実感が湧く方法として、牛肉1Kgを25mプールに張った水に例えた場合、セシウム(赤色のインクに例えることにする)はどの程度の量になるか計算してみる。ここで、プールのサイズは小学校にある標準的なプール(25m×12m×1.2m)とする。なお、牛肉と水は全く異なるものであるが、そこは目をつぶって質量のみを考えている。

このプールが満杯になるまで水を入れると、その質量は360,000Kgとなる。上で求めたセシウムの質量に360,000をかければ、0.000259グラムとなる。これは一辺が0.637ミリの立方体の水の質量と同じである。霧雨の雨粒一個の直径は0.5ミリ以下なので、これとほぼ同じ量である。
すなわち、牛肉1Kgに2300ベクレルの放射性セシウムが含まれているとは、25mプールに、霧雨大の赤色インクを一滴垂らしたこと同じである。いかにセシウム2300ベクレルが僅かな量か、実感が湧くと思う。

 
健康野菜作りを有機栽培で頑張っています 
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