東電に損害賠償請求単価1kg138,52円
2011/07/08 (金)

所属するJAでの原発事故による放射能汚染により出荷停止農産物の損害賠償請求の最後の締切日が今日になっていた・・・・・・・

JAに6月に出荷制限の掛かっていた竹の子(破竹)の損害賠償請求の手続きに行った、そこで信じられないことが・・・・過去3年の直売所に提出した送り状の控えを持って行ったのだが、昨年のものをコピーしてくれてそれを提出書類に添付してくれることに・・・・

担当者が請求金額を算出してくれたのだが、しかし、数量と金額が考えていたものより余りに少ない・・・・
それで、1昨年とその前の年と、比べてみた、昨年は何時もの年の半分以下なのだ、・・・・・

良く考えてみると、昨年は心臓病の病み上がりで無理をしないように良いものだけを選んで収穫して出荷したこと、6月の10日過ぎに2回も猪に荒らされてしまった事、更に湯本の旅館に提供したことなどで直売所で販売した数量が少なかったのだ、・・・更に、1箇所の直売所が交通量の多いガソリンスタンド脇から、奥まった農協支店裏の辺鄙な所に移転したので、少しでもお客さんを呼ぼうと通常一袋300円程のものを100円で提供したので売り上げ金額も思いのほか少ない・・・・・算出された単価が1袋1kg入りのものが138,52円・・・(百三十八円五十二銭)スーパーなどでは1000円程するものが・・・・・・

それで2年前と3年前の伝票を見せてほぼ1日に100袋以上出荷していたのを提示したのだが・・・

前に提出した花菜等は、昨年の実績に今年増やした栽培面積分を上乗せして出せたのだが、農業の専門家ではない東電などでは栽培する野菜では無い竹の子は山菜と同じく自然に取れるものなので、数量、金額とも昨年をオーバーできないと言う、「それでも、138,52円と1円以下の単価は可笑しいでしょう140円とか150円に出来ないの」と、食い下がると、不満があるなら「個人で申請しろ」と言う、更に、15年前に東海村で起きた事故では不服を申し立てている人はまだ裁判中だとまで言い放った・・・・

「いったいJAは生産者側なのか、東電側なのかどっちなんだ」と言いたかったが、悔しい思いを胸に帰ってきた・・・

現在は福島県内の農産物で出荷制限の掛かっている野菜等は一つもない、いわきより7倍も高い値の放射能濃度が検出されている場所の福島市等の野菜でもほぼゼロ・・・・・・ただ、避難準備地区の広野町のラッキョが、セシウム134が81ベクレル、セシウム137が、98ベクレル・・・同じく避難準備地区の川内村の梅がセシウム134が37ベクレル、セシウム137が、45ベクレル・・・・田村市のブルーベリーが、セシウム134が11ベクレル、セシウム137が、13ベクレル・・・伊達市のブルーベリーが、セシウム134が24ベクレル、セシウム137が、26ベクレル・・・等で、4月頃の一時とは雲泥の差があるのだ・・・・

これで、休んでいた農作業も少しずつ再開しようかと思うのだが、しかし現実には直売所では地元産はまったく見向きもされないと言うが・・・・・・

 
健康野菜作りを有機栽培で頑張っています 
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]