トマトの寝かせ植え
2005/05/14 (土)

昨日、寝かせ植えをした、ピコトマトの芽先が、朝には立ち上がってきた。

私が、寝かせ植えを知ったのは、もう25年以上も前のことである、井原豊氏の「野菜のビックリ教室」と言う本に出会い衝撃を受ける。
この本では、ほとんどの野菜が、株間、畝間、を広く広く取って「のびのび」と育てている。

その当時、私は、元ソニーの社長をされた、井深大氏の「幼稚園では遅すぎる」と言う本や、バイオリン教育で有名な鈴木メソッドの、鈴木鎮一氏の「才能開発は0歳から」などの本により、「どの子も育つ、育て方ひとつ」という考え方を頼りに、言葉が遅く知恵遅れ一歩手前の長女を何とか普通の子にしようと、夫婦共稼ぎで、人任せの育児を止めて、奥さんに子育てに専念してもらい、私も子育てに多くの時間を取り、何とか一人前にしようと、悪戦苦闘して子育てをして(その後小学4年で、珠算1級を取り、中学3年で数学は高校の微分積分をマスターして、大学は、推薦で、国立へ進むのだが)
その子育ての経験を生かして、幼児教育や、自閉症などの障害をお持ちの子供達の相手をする、「のびのび」と言う名前での仕事をしていたために、野菜をののびのび育てる方法は、躊躇無く取り入れていったのです。

トマトの寝かせ植えを勧めると難しいと感じる人が多い、しかし、トマトにとっては、「根」と言ういわば土台(基礎)がしっかりすることでその後の育ちが著しく変わってしまうのです。

幼児教育でも、1〜2歳児に言葉と一緒に漢字を教えると、なんと難しいことをするの、と眉をしかめる方が多い、しかし子供は、「林檎」「葡萄」「薔薇」など大人が難しいと思う字を、その言葉を知っている子ならば誰でも、難なく、すぐに読めるようになる、今2歳2ヶ月の私の家の双子の孫も2歳前に、50個ほどの漢字は楽に覚えた。

子育ては難しい、小さいうちは、のびのびと育てようとして大いに理想的な子育てを夢見るが、実際はのびのび育てるための行動を何も取れないか、何もしないで、早くから、保育園などに通わせてしまい、親のすることを何でも真似て覚えようとするこに対する対応や、旺盛な知識欲に対する対応、良い生活習慣を身に付けさせること、つまり躾をきちんと身に付けさせることが出来ないまま幼児期を過ごしてしまう。

幼児期に親のすることを真似るということや、良い習慣を身につけること、そして、大人には無い抜群の物覚えなどの基礎の力が押さえ込まれてしまった子供や、無気力になった子供に、小学校に通い始める頃から、親が豹変して子供の能力を高めさせようと躍起になりだし、親と子供の心からのふれあいの少ない、余裕の無い生活に追い込む。

家庭菜園で、ポットに植えた苗を1〜2ヶ月放って置き時期はずれになって植えて、肥料をどっさりやり、大きくなれと願う、そんな子育てが多いと思う、親も子供も不幸です。

i0 i1 i2 (1) 今日のトマト  ゴールドメダル

熟すに従い、グリーンからイエローそして、果実の先がレッドに彩られて行く、バイカラーのトマトです。
酸味の少ない果実をスライスすると、切り口もバイカラーで色鮮やかに変化があり、とても華やかです。

(2) 昨日、寝かせ植えをした、ミニトマト、ピコ、の芽先が朝には立ち上がってきた。
寝かせた幹からは、台風などで倒れた、コスモスが幹にぎっしりと根を出すのと同じように、びっしりと根を出してきて、その後の生育を驚くほど良くする。

(3) 私の住んでいる「いわき」は東北では珍しく温暖で、特に冬は日照時間がとても多く、冬の3ヶ月間で雨や雪が降ることは滅多に無く、たぶん晴れない日は10日もないと思う、そんな土地なので太陽の好きな野菜であるトマト栽培にはとても理想的なところです。
市内に今建設中の「カゴメ」のトマト温室は日本最大の規模で、来月あたりからトマトの栽培が始まります。
 
健康野菜作りを有機栽培で頑張っています 
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