2008/09/11 (木)
☆園芸ガイドの10月号をご覧になった方も多いかと思います。 その中のカンパニュラの仲間に「シムフィアンドラ・アルメナ」が紹介されていました。 なんて、カールが可愛いんでしょう〜って話していましたら、 花友から、「シムフィアンドラ・アルメナ」と「ラクチフローラ・ドワーピンク」の種が届きました。
ラクチフローラは、私が、北海道で大株に育ったものをあちらこちらで目にし、 胸キューンになった花です。
せっかくいただいた貴重な種、ちゃんと育てなくっちゃ・・・ と言うことで、カンパニュラ大好きなあの方に、アドバイスをお願いいたしましたところ、 快くアドバイスくださりました。
その内容が、私一人でいただいては、申し訳ないような内容でしたので、 こちらで紹介したいと思います。 お写真もいただきましたので、ご許可を得て、載せさせていただきました。
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シムフィアンドラ・アルメナは完全に2年草ですから、秋に蒔くと翌々年の春に咲きます。
春に蒔いてうまく育つと翌春咲きます。・・・が暑さには非常に弱くて、ばたばた枯れてしまいます。 2007年6月に蒔いたアルメナは一本しか残らなかったのですが、今年は残念ながら咲きませんでした。 でももう一年育てて大株になったら、それはそれは見事に咲くんですよ。寒さにはとても強いので、 夏を越したら、一安心です。暑さが収まったら、鉢増しをします。
今年は5月にシムフィアンドラ・ザンゼグラを蒔きました。夏はまったく育たなくて、小さいですが、 今のところかなり残っています。これから肥培しても、来年は無理かな。(*^_^*) ・・・ということでもわかるように、シムフィアンドラは夏の夜温が下がらない場所ではなかなか手ごわいカンパです。
秋(10月になってから)、早春(3月) 春(5月)に分けて蒔いてみたらどうでしょう。どの大きさの株が夏越ししやすいか よくわからないところがありますから。
いずれにしても、一度は夏越しさせないといけませんので、種まき用土は山野草用のものがいいと思います。 私は鹿沼、日向土、桐生土を混ぜて使っています。 種まきはスリットポットの3号を使って、底の方にマグアンプを少量入れて用土の上にパラパラと蒔くだけ。 覆土はしません。ポット上げも同じ用土です。
いろいろ工夫をしてみて、成功したら、是非教えてくださいね。 カンパは栽培技術よりも環境が一番みたいなところがありますから。 確実という方法があるといいのですが、私の環境では一株でも残れば、万々歳。
ラクチフローラですけど、北海道は悔しいほど見事ですよね。育てたいと思うのも当然です。 私も初めてイギリスでみてから、何度かタネを蒔いたり、苗を買って植えたりしました。 苗は出来るんですが、開花時期が夏の暑い時期にかかってしまうので、ほとんど咲かないで 枯れてしまうんです。(カンパって、6月ごろに咲くものと、7月に咲くものとがあるんですよね。)
・・・で結局我が家ではどんなにしても、あんな風には咲かないと分かってきっぱりと諦めました。 でも、環境の違うともさんのところだったら、うまく出来るかも。これも秋蒔きだと翌々年、春蒔きだと 翌年咲くと思います。是非成功させてくださいね。
カンパの種ってパツラみたいに細かいものと、添付の画像のようにぺらぺらしているものが あると思うのですが、シムフィアンドラは後者だったことに気がつきました。 だとすると、覆土は必要ですね。訂正しておいてください。 画像のものはシムフィアンドラ クレティカのタネで、これもかわいいんですよ。 この辺のシムフィアンドラは並べてもなかなか区別がつきにくいです。
種(画像左)と、 クレティカ(画像中)、 もう一枚は左クレティカ、右がアルメナ(画像右)です。
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