北海道の旅・3日目
2008/07/16 (水)

☆今朝一番のコースは、待っていました上野ファームです。

 先日、花のことにあまり興味のない父から、「今、テレビで、ガーデニングやっているよ」と電話がありました。
 つけてみると、上野ファームが出ていました。
 もうすぐ、私、ここへ行くのよ。
 生で見てくるの・・って、父に話していたのでした。

 そして、今日、私は、上野ファームに来ています。
 上野ファームは、牛屋さんをしていらしたそうで、その牛舎などを改築して、ショップなどで使っていらっしゃいます。

 ゲートにもなっている元牛舎を抜け、広い場所に出ると、目の前には、レンガの壁が。
 その横には、葡萄のトンネルがあって、そこを抜けると、マザーズガーデンが広がっています。

 上野家は、北海道に入植して100年になるそうで、その当時の木が大きく成長し、
 その大木をバックに、何本のボーダー花壇が並んでいます。
 ボーダーの後ろには、3メートルを越えるホリーホックなどの植物たちが
 お行儀良く倒れることなく、大地を踏みしめて青空に向かって伸びています。
 どうして、こんなに姿勢が良いのでしょうか?
 
 雑草があるから倒れないのよと言われた紫竹ガーデンとは違って、
 ここには、雑草はありません。
 その代わり、沢山の種類の沢山の植物が、植栽されているのです。
 お互いが差さえあって倒れないでいてくれるようです。

 でも、暖地の我が家だったならば、ここまで密集させたならば、蒸れて共倒れ〜ってことになるのが目に見えています。
 夏、涼しい北海道ならではの植栽だと思いました。

 ガーデンは、上野さん(お母様)が、ご案内してくださいました。
 とても楽しかったです、本当にありがとうございました。
 ボーダーの色合い、背の高さの順番、そのどれもがすばらしく、
 どう言う順番に植栽されていたのか、もっともっとじっくりと眺めていたかったです。

 ここでは、春先、まだ雪が溶けない内に、雪の上に有機肥料を撒くそうです。
 それだけで、宿根草たちがこのように大きく成長するものかとビックリです。

 ホリーホックの葉っぱがあまりにも綺麗なので、葉巻虫はいませんの?とお聞きすると、
 葉巻虫? 
 と言うお返事が返って来ました。
 きっと葉巻虫は、北海道では、越冬できないからいないんでしょうね。
 羨ましい話です。

 大株のカンパニュラ・ラクチフローラのそれは見事なこと。
 スカビオサだって、ボーダーの一番後ろを飾るくらい大きく育っていました。
 夏が越せるのか・・って心配するアストランティアも、大株に・・
 愛知では宿根しないルピナスが、ここでは大きな株でデーンとしているし、羨ましい限りでした。

 暖地には暖地にしか出来ない植栽もあることは分かっています。
 皇帝ダリアも毎年沢山の花を咲かせてくれるし、パッションフルーツだって食べられるし、
 枇杷だって、みかんだって、ほっておいても沢山収穫できる。
 エンゼルトランペットだって、大きな木になって何百と言う花をぶら下げるし・・と、分かってはいるんですが、

 でも、でも、やっぱり羨まし〜いのです。
 ここでの滞在時間は、たったの1時間・・・
 次の旭山動物園に行かなくてもいいから、ここにおいていって欲しかったわ。

☆そう言いながらも、旭山動物園に来ちゃいました。
 そんなに広い動物園ではありませんが、斜面に出来ているので、なかなか足腰が鍛えられます。

 まだ夏休み前なのに、旭川のツアーコースには、どこもちゃんと入っています。
 だから、子供がいなくても、めちゃ混んでいます。
 夏休みになったら、どうなるんでしょうね〜

 アザラシも白クマも、ペンギンも、思ったようには泳いでくれず、シャッターチャンスがなかなかやってきません。
 やっと来たかな〜って思えば、デジが勝手にOFFになってしまい、
 あわててONにすれば、アザラシ君は、下のほうへ〜
 皆には、おいいかれて迷子になりそうになるしで、結局、バタバタと動物たちを眺めていました。

 動物園も小笠原先生と回ることが出来ましたが、園芸話は、ここではありません。
 先生ったら、話が面白いのなんので、さっき動物園は行かなくてもいいのに〜って言っていたのに、
 しっかり楽しんでしまいました。

☆ドライブインで、お芋づくしのランチをいただいてから、
 午後のコースの滝野すずらん丘陵公園へ行きました。

 まず、ここでガーデニング姿になり、小笠原先生のご指導元、コンテナに白のペチュニアとトレニアを6株ずつ寄植をいたしました。
 滝野すずらん丘陵公園は、開園25周年。
 その記念に、コンテナを並べて文字を作るのです。
 その画像は、滝野すずらん丘陵公園のHPの7/21のトピックスにあります。

 その後は、広いガーデンを散策です。
 メコノプシスがまだ咲いていると言われたので行ってみましたが、すでに遅し〜で残念でした。

 どこを見ても、こんなに広いのに、植栽はすばらしく、芝生の手入れも行き届いていて、さすが国営のガーデンですね。
 一日ゆっくり居ても良いわね〜って思うほどです。

 ハンギングも寄植もすばらしく、ハンギング好きには、見逃せないガーデンですよ。
 コニファーをバックにしたボーダー花壇の色合いも素敵でした。

 ピンクの花木が満開に咲いていました。
 花水木だろうか、ヤマボウシだろうかと話していたんですが、北海道では花水木は、育たないそうで、ヤマボウシだと分かりました。
 我が家の辺りでは、どこへ行っても白い花ばかりで、ピンクは珍しいのに、
 北海道では、白い花は、見かけませんでした。

 ここには、先週の14日に、講師の金子先生がいらっしゃいました。
 その時に、趣味の園芸の公開収録がありました。
 テーマは、ラベンダー。
 放送は、7/20(日)と、7/25(再・金)です。
 7/20に、放送を見たのですが、ここ行ったわ、ここ見たわと言う風景が映し出されると嬉しいですね。

☆今夜のホテルは、札幌の全日空ホテルです。
 小笠原先生の講演がありまして、それからパーティーがございます。

 移動のバスの中で、今夜の講演の時の質問を書くようにと、用紙を渡されたのですが、
 バスに乗るたびに、園芸ワンポイントアドバイスをしてくださいますし、
 どこでも、園芸相談をしてくださいますので、改まって何を書いてよいのかと迷ってしまいました。

 講演会は、早々に切り上げで、ビール飲みましょう〜ってことで、パーティー会場へお引越し。
 お邪魔したガーデンの方から提供された品々が抽選で配られました。 
 その時の皆さんの和気藹々として楽しかったこと。
 ひとりで参加されたかも何名かいらっしゃいまして、皆さん、参加して本当に良かったと言っていらっしゃいました。



 

 
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