クレマチスの挿し穂・復習予習編
2008/05/13 (火)

☆早咲きの大輪のクレマチスは、早くも咲き終わり、切り戻すものも出てきました。
 昨年挿し芽したクレマチスは、おかげさまで沢山の苗が出来ました。
 そろそろ昨年習った挿し穂の仕方を復習しておかなきゃいけませんね。

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  <クレマチスの挿し芽の仕方> (2007.06.03日記より)
 
*まず、なぜ挿し芽をするのかと言う話です。
  クレマチスを種を蒔いて育てると、発芽までに1年。
  開花までに4〜5年もかかると言うとても気長な植物なんです。
  挿し芽では、活着しにくい品種は、種まきでなければ増やせませんが、
  多くの場合、挿し芽で株を増やします。

 @挿し穂につかうクレマチスの枝は、先から花の付いた部分(発根しても新芽が出ない)と
  その下2節を取り除き、その下の部分を使います。
  さらにその下の木質化した部分も使いません。

  2節切り取って、下の挿す部分は、節下1〜1.5cmとします。
  この時、長すぎると、ぐらぐらの長い苗になってしまいます。
  葉っぱが大きすぎる場合は、半分ほど切り落とします。

  半日、水に浸けてから、挿し芽をします。

 Aビニールポットの底に鉢底ネットを敷きます。
  中玉の赤玉土を2〜3cmほど入れ、その上に、細かい(米粒の1/3ほど)パーライトと
  鹿沼土(小粒)を混ぜた挿し芽用土を入れます。

 BAの用土の入ったポットを腰水にして、用土が水に浮くような状態にして、挿し芽をします。
  そうすることで、挿し穂の先端が傷みません。

 Cポットを水から上げると、用土がしまって、挿し穂がぐらつき難くなります。
  さらに、赤玉の小粒を1〜2cm敷いて、挿し穂をがっちりさせます。
 
 D挿し穂したポットは、1〜2cmの腰水にします。
  1週間経ったら、水を1cm→さらに5oと、だんだんと減らしていきます。
  この時、半日陰の場所に置きます。

 Eおよそ3〜4週間で、発根します。
  腰水に、液肥2000倍液を入れます。

 F1.5〜2ヶ月で、ポットの下から、根が見えてきたら、ポット上げします。

 -----追加(趣味の園芸・よくわかる栽培12ヶ月より)-----

 <挿し穂の適期>
 地温が20〜25℃の5月中旬〜8月中旬が良い。
 加湿設備があれば、4月上旬〜9月まで可能。
 
 ただし、5月の天候不順な時期や、7月上旬から梅雨明け前後の気温の変動の著しい時期は、
 枝が軟弱なるので、良い挿し穂が得られません。
 また、病気が発生しやすいので避ける。

 6月と8月上旬から中旬に行うのが、発根が良いようです。

 常緑種は、10月〜11月の枝が少し硬くなったときが良い。

 ○挿し穂を採る1週間前に、殺菌剤で消毒しておくと良い。

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☆本日の発芽
 
 ○ケラトセカ(ピンク・白)

☆本日の2枚

 ○2年目をむかえ大株になった「ペンステモン・スモーリー」
  花色が濃くなったような気がする。
  こぼれ種でも生えている。

 ○同じく2年目のヒューケラ
  種類によって、花穂の大きさが違う、株張りにも差が出た。
  
 ○クレ・テッセン


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