2004/10/16 (土)
今日は雨のち曇り
じゃあ悪い葉のパターンはというと、まず肥料の過剰 による悪いパターンがあります。
@伸張期 肥料濃度が濃すぎると根から順調に吸水できず、水分 が生長点までうまく上がらなくなります。そして色が濃 なってうまく活動できなくなるばかりか、展開期の葉か ら炭水化物が、根や老化葉からその他の養分がこないう え、根からの窒素等がだぶついて、働きの悪い葉に運命 付けられてしまいます。 A展開期 伸張期に良い葉になれなかった葉が展開期になると 光合成能力が低く、病害虫にやられやすくなるため 本来の寿命より早く老化葉となりやすくなります。 また、炭水化物から作り出される各種の物質も、基本 材料である炭水化物が少ないうえ、窒素がおおくなる ため、ますます効率の悪い仕事しかできなくなります。 B老化期 機能が落ちてきた葉はただでさえ病害虫にやられ やすいため、感染しやすくしかも伝染源となります。 またこのように病害虫の被害を受けると、もともと の少ない光合成能力はさらに落ちてしまい、いまま で蓄積したりん酸など移動しやすい養分を伸張期の 葉に引き継ぐことなく枯れてしまったりします。
まさに人生転落の一途といった感じです(^^; このほか、風害、日陰、乾燥害、湿害などさま ざまな悪影響により、悪い葉が悪い葉をつくりだ すことが多いのです。
|