2004/09/09 (木)
今日は晴。ちょっと暑い。
石灰の使用注意その3です(^^;
3 生育途中に石灰欠乏が発生したら? トマト尻腐果などが有名ですが、生育途中に発生 した場合、肥料とおなじように石灰類を追肥しても よいのでしょうか?
(1)石灰類が足りない場合に追肥したい。 以前書いたとおり、石灰類のうちとくに化成肥料と 反応しやすい生石灰、消石灰、苦土石灰などは追肥 にむきません。また炭カルや貝化石などはゆっくり と聞くので、欠乏症には間に合いません。
化成肥料と反応せず速やかに土に溶けて効果を発揮 するものに「硫酸石灰」があります。「畑のカルシウ ム」という名前で売られていますが、「過燐酸石灰」 も「硫酸石灰」を60%以上含みますのでこちらを 代用してもかまいません。
(2)もともと石灰類は十分にあるが追肥したい。 この場合は石灰類を土にまくことはお勧めできません。 ほとんどの場合、まいても効果がないばかりか逆に 土の中の石灰が過剰で、マグネシウム欠乏などの 害がおきてしまいます。ではどうしたらいいでしょう。
石灰欠乏の原因となっているのは何かを考えなければ 解決しません。@追肥が多いA石灰過剰B乾燥C根 の弱りなどなどです。まずは欠乏症状がでないように 基本を抑えることです。 トマトの尻腐果については「教えてほのちゃん」に 詳しく書いてあるので省きます。
しかし緊急に野菜に石灰を与えたい場合は石灰類液肥 の葉面散布という方法があります。「カル○△■」など カルシウム液肥は各種販売されています。
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