2004/09/01 (水)
今日は晴れ。
すっかり石灰談義(^o^; 昨日お話したように酸性・アルカリ性と肥料の吸収 などの理由のほかに、実は病害にも深く関係してい ます。
土壌微生物と植物の根は密接な関係を保っていますが、 たとえばアルカリ性ではじゃがいもの「そうか病」や がナス科の「青枯病」などの発生しやすくなりますし、 酸性ではアブラナ科の「根こぶ病」やウリ科の「つる 割病」などの発生が多くなります。
また山から掘って埋め立てた赤い強粘土の住宅地など 極端な酸性土壌というのがありますが、このような 土は微生物が住みにくい状態にあり、特定の土壌病害が 発生しやすかったりします。つまりもともと微生物が 少ないため、抑止力がないのです。
また化成肥料などを土壌にまくと、根が吸収するまでに アンモニア酸化菌や亜硝酸化菌などが関与して吸収を手 助けしているのですが、極端な酸性・アルカリ性の土 ではこの菌の数が少なく、いくら肥料を与えても根が 吸収できないといった悪循環に陥ることもあるのです。
明日は、実際にまくときの要点なぞなぞ。
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