2004/02/10 (火)
今日は晴れ。でも寒いです。
さて良く観察し、記録しましょうってカキコしましたが いったいどこをどう観察すればよいのか、ちょっとだけ ポイントをお教えしましょう。
まずはスタート編です。発芽からの様子を観察してみま しょう。芽が出て葉が開いたところを想像してください。 このときどんなことに注意して観察したらよいでしょうか?
まずは全体です。全体からはその品種の特性や病害虫の 発生、収穫期などを読み取ります。 次に葉の角度です。一日のうちで葉は上下に動き、特に 若い葉ほどよく動きます。葉の角度は生育の速度と深い 関係があり、葉が立ち上がる時間が長ければ生育は早く 開けば遅いことがわかります。 そして芽先の状態も重要です。特に芽先は根の活動を 良く表しています。芽先が淡緑であれば根は良く伸び、 吸水も順調ですが、濃緑であると根になんらかの障害 があり、乾燥や濃度障害などの判別の材料になります。
寒い時期はこのような動きは少ないのですが、春にな るとこのような動きが良く分かります。屋内で育苗し ていると夜間に温度が高すぎて、軸が伸びすぎてしま う失敗がよくありますが、このようなときも葉はピン と上を向いているので、少し温度を下げてあげると良 いのです(^^;
普通の畑で、種まき後の均一な発芽はとても大切です が、場所によってまばらだったり、まったく芽がでな いことがあります。このようなときは上から観察して いるだけでは解決できません。土を掘ってみて、固さ や水分状態、また発芽したかどうかなど調べなくては 原因がわかりません。観察とは見るだけではなく、手 を出すことも必要なのです。
このように観察したことを記録しておくと、野菜作り の上達が早くなりますよ(^-^)
|