2004/02/07 (土)
新たに雪が積もっています。
現在のほのちゃんの野菜畑の積雪は80cm くらいです。まあ、お天気になればすぐ 消えちゃうんですが。
さすがにコンポストの中の生ごみも、周り が雪に覆われてしまうと低温のため分解が 進まないようです。スコップで土と混ぜて も多少色が変わるくらいでなかなか分解さ れません。天然の冷蔵庫の中みたいなもの ですからねぇ(^^;
分解が進まないときは、温度が上がるのを 待つか、窒素分の補給をすると良いです。 補給する窒素源としては硫安が一番よいで しょう。生ゴミ10kgに対して50gもまけば 十分です。
さて、なぜ硫安が良いかというと、値段が 安いこともありますが、硫安が酸性肥料だ からです。有機物が土壌中で分解される時 にはいろいろな菌が関係しますが、最終的 に生ゴミに含まれる窒素が植物にもっとも 吸収されやすい形態になるには、アルカリ 性よりも酸性のほうが良いのです。
仮にアルカリ性で分解が進んでいくと、土 中のアンモニア化成が進みやすく、本来は 土に残るはずの窒素がアンモニアガスとし て空気中に逃げやすくなります。生ゴミの においが気になるようなら、ややアルカリ 性かな?と疑うと良いでしょう。特に卵の 殻や魚の骨などカルシウムが多い生ゴミは アルカリ化しやすいです(^^;
まあ生ゴミ堆肥ではめったにありませんが 逆に強酸性の堆肥ができた場合、窒素が亜 硝酸化して、亜硝酸ガスとなって空気中に 逃げてしまうので、極端はなにごとも禁物 ですね。
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